阪神は西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、全体の指名候補を約60人に絞り込み、その中から上位指名候補をリストアップした。
ドラフト1位候補は一本化せず
ドラフト1位候補には早大・有原航平投手が最有力のようだが、阪神電鉄本社の関係からは済美・安楽智大投手を推す声が強いという。そのため今回の会議では一本化には至らず、佐野統括スカウトも「必要に応じてこれからも会議をします」と話した。
今日の東京六大学、早大vs東大の試合を中村GMが視察し、有原航平投手の状態をチェックする。日程から次週10月11日、12日に早大の試合はなく、今週末を逃すと10月18日、19日の立教大戦がドラフト前最後の試合となる。残りわずかな試合で有原航平投手の状態を見て「どちらか」を決める。
島袋洋奨投手指名へ
また阪神は中央大の島袋洋奨投手について、「もちろんリストには入っています。状態を見極めていくことになるでしょう」と話し、指名候補に入っている事を明らかにした。
阪神は当初より島袋投手を評価し、春先はドラフト上位候補にも名前を入れていた。今年の状況により上位指名は難しくなったとみられるが、それでも貴重な左腕として注目をしている。さらに、大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手と同じく興南高校で春夏連覇をした投手として「甲子園のスター」という事でも注目をしている。
関係者は「春夏連覇投手ですしね。実績は十分。今は調子が良くなくても、プロで復活してくれたら」と期待をしており、4位前後での指名となりそうだ。ただし、巨人や横浜DeNAなどもマークを続けている。
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阪神は3日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を行い、23日のドラフト会議に向けて指名候補を絞った。佐野統括スカウトは「60人くらいの中から、上位で指名する候補を絞り込みました。必要に応じてこれからも会議をします」と説明した。
球団関係者が見通しを立てる。「もちろんリストには入っています。状態を見極めていくことになるでしょう」。島袋はすでに9月26日にプロ志望届を提出済み。球団はドラフト当日まで、入念に調査を進める算段だ。
中略
阪神は上層部の意向もあり、以前から島袋の密着マークを続けている。別の球団関係者も「春夏連覇投手ですしね。実績は十分。今は調子が良くなくても、プロで復活してくれたら」と言う。ただし、現状では上位指名の可能性は低く、中位以降での指名を検討中だ。
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