大商大・吉持亮汰選手が2本の3ベースヒット、阪神が3人態勢で視察

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 関西六大学リーグでは大商大の吉持亮汰選手が2本の3ベースヒットを記録し勝利に貢献した。この日は阪神が3人態勢で視察をしている。

脅威の足にスカウト注目

 吉持亮汰選手は174cmの遊撃手、特に注目されるのは足で50m5.7秒の俊足は、プロのスカウトから高い評価をされている。この日も5回にライト戦を破ると、持ち前の足でぐんぐん加速して3ベースヒット、また6回には右中間にタイムリーとなる3ベースヒットを記録した。

 この日は阪神が佐野アマ統括スカウトなど3人態勢で視察し、畑山スカウトが「スピードはトップクラス」と評価した。先日の試合でも巨人の山下スカウト部長が「足はアマチュアトップクラス。魅力があるね。」と話しており、足に関しては、今年のドラフトでもトップクラスの評価を受ける。

 遠投120mの肩もあり、遊撃手としても魅力がある吉持選手、プロ志望届けを提出すればドラフト会議での指名がありそうだ。

 

阪神は遊撃手を獲得するか

 阪神は昨年のドラフト5位で近江高校の植田海選手を指名し、キャンプでも守備などに高い評価をされている。ファームでは遊撃手として出場し、2011年のドラフト3位・西田直斗選手や、2012年のドラフト2位・北條史也選手をセカンドに追いやっている。

 鳥谷選手がメジャー移籍を希望した事で遊撃手の層の薄さが露呈し、鳥谷選手の残留で一息ついたものの、シーズン中に何が起こるかわからないため、常にポスト鳥谷を準備しておく必要がある。しかし鳥谷選手がいる限り、若い選手が遊撃手のポジションに着く事が難しい事も事実で、若い選手のモチベーションを維持するのは難しい。

 数年に一度遊撃手を獲得して育て、その後、セカンドなどに転向させてポジション奪取の機会を与えるという形が続いているが、まだ続く事になりそうだ。しかし、そろそろ試合の結果が見えた時などに、若い選手をショートにつかせて経験させるなどが必要だろう。

 

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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