阪神がスカウト会議、高校生候補70人をリストアップ

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阪神は5月12日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を行い、高校生約70人をリストアップした。

今年は早めに

リストアップされたとみられる選手は、履正社・寺島成輝投手、横浜・藤平尚真投手、大阪桐蔭・高山優希投手、創志学園・高田萌生投手などとみられ、2/3が投手の候補となった。

またこの日は高校生のみのリストアップとなり、大学、社会人の候補について佐野統括スカウトは、「今後、時機を見て会議したい。まだ金本監督とは話し合っていないので、これから話をしていきます」と話した。

夏に向けてこのように選手をリストアップするスカウト会議は、6月20日前後に、大学生・社会人も候補も併せて行っていた。しかし今年はこの時期にまず高校生だけのスカウト会議を行った事について「注目する高校生は多いので、今年は早めに出してもらった。」と話した。

ちなみに昨年6月20日のスカウト会議では高校生候補約50人、大学社会人候補約70人をリストアップ、一昨年6月20日のスカウト会議では合わせて130人をリストアップしている。今年は高校生だけで70人とやや多めのリストアップとなった。

阪神のドラフト予想

ドラフト1位の候補としては創価大の田中正義投手や流通経済大の生田目翼投手、近大の畠世周投手といった即戦力右腕投手と、中京学院大・吉川尚輝選手、日大・京田陽太選手といった遊撃手の候補がリストアップされている。

阪神はドラフト前のスカウト会議で監督が自ら1位指名選手を決める方法が取られている。昨年は高山俊選手と坂本誠志郎選手を1位2位で獲得しセンターラインの強化を重視していた。今年もその方針であればポスト鳥谷の遊撃手が優先されるかもしれないが、右の先発として藤浪晋太郎投手、メッセンジャー選手に続く投手がいないと考えれば、即戦力右腕の指名となる。

いずれにしても1位2位は即戦力右腕と遊撃手の候補が優先されるとみられる。そして狙った選手を獲得できなかった場合や3位以降で高校生の候補が出てくるのではないかとみられる。昨年は指名6人中で高校生はドラフト4位の望月惇志投手1人のみ。今年は3位以降で高校生が多めとなるか、これも金本監督の方針が大きく影響してくるとみられる。

2016年ドラフト指名予想 | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page

2015ドラフト全指名選手 | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page

阪神がスカウト会議、早稲田大・茂木栄五郎選手を上位候補にリストアップ (2015年6月20日のスカウト会議)

阪神スカウト会議、安楽投手、有原投手、山崎投手の他に投手の名前続々挙がる (2014年6月20日のスカウト会議)

統括スカウトは「大学、社会人は今後、時機を見て会議したい。まだ金本監督とは話し合っていないので、これから話をしていきます」とした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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