阪神、ドラフト上位候補に立命館大・辰己涼介選手、高山選手に刺激

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阪神が今年のドラフトの上位候補として、立命館大の辰己涼介選手をリストアップしていることが分かった。

ポスト・福留、糸井

5月18日に甲子園で行われた立命大vs近大の試合には、阪神の佐野アマ統括スカウト、和田TA、畑山チーフスカウト、そして担当の熊野スカウトが集結し、辰己涼介選手のプレーを視察した。そして、ショートゴロの打球を、一塁到達タイム3.77を記録した俊足で内野安打にするなど2安打を見ている。

阪神は若手投手が出てきているものの、打線はベテランの福留選手と糸井選手以外が元気がない。そのベテランも福留選手が41歳、糸井選手は今年37歳となっている。右では大山選手などを獲得しているものの、左の強打者は球団幹部が「若手野手を見れば左打者は優先しなければいけないところ」と話すように、補強ポイントになっている。

辰己選手は今季の打率が.450、抜群の足や強肩がある選手だが、長打力でも、2年前の侍ジャパン大学代表として、日米大学野球でアメリカの投手から強烈なホームランを放ち、衝撃を与えた。ポスト糸井、福留の候補として欲しい選手なのは間違いない。

高山選手

阪神は2015年のドラフト1位で、高山俊選手を獲得している。足があり、打率も残し、肩も強いアスリート型で、しかも東京六大学のリーグ記録の安打を打った選手として、ポスト福留として大いに期待された。しかし、1年目はまずまずの活躍をしたものの、現在はベテランの壁を越えられずにいる。

高山選手の左で長打力もあると評価されており、金本監督も鍛えればホームランも打てる選手になれると話していたが、プロで伸び悩みをしている。辰己選手も、かなり近いタイプの選手と言え、特に180cm74kgと体がそれほど大きくない辰己選手をしっかりと育てられるかにかかってくる。

もちろん辰己選手を獲得すれば、高山選手にも大きな刺激となり相乗効果も期待され、江越選手なども含めて若手の競争に刺激を加えたいという意図も大きい。

阪神はドラフト1位で遊撃手の候補として、根尾昂選手、小園海斗選手を、また俊足強打の左バッターとして藤原恭大選手もリストアップしており、1位2位で野手の指名となるかもしれない。1位次第で2位は辰己選手か即戦力投手の指名という事になって行きそうだ。

2018年度-大学生外野手のドラフト候補リスト

広い甲子園をホームグラウンドとする阪神で、走攻守三拍子そろった外野手はレギュラーの必須条件とも言える。長打を打てる左の若手野手が不足する中、補強ポイントに合致する選手としてリストアップした立命大・辰己。球団幹部は「若手野手を見れば左打者は優先しなければいけないところ」と明かす。

18日に甲子園で行われた近大戦には、担当の熊野スカウトだけでなく佐野アマ統括スカウト、和田TA、畑山チーフスカウトらスカウティング部門の要人が集結。平凡な遊ゴロを、一塁到達タイム3秒77(スカウト計測)の俊足を生かして内野安打に変えた。別の打席では追い込まれてから左腕が投じたスライダーをきれいに三遊間へ打ち返すなど、確かな打撃センスを持つ。

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