阪神がスカウト会議、ドラフト指名候補は86人、1位は明言せずも根尾選手有力か

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阪神は12日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト指名候補を86人に曽絞り込んだ。1位指名ついては明言をしなかったが、球団内部からは大阪桐蔭・根尾昂選手を推す声が出ているという。

現場の話はまだ

スカウト会議を終えた佐野統括スカウトは、1位候補について「現場の話を聞いていないので。これからです」と話した。金本監督が辞任し、新監督が誰になるのかも決まっていない状況で、1位指名候補を絞ることは避けた形となった。

11日に金足農の吉田輝星投手と、担当の葛西スカウトが面談したことについて聞かれると、「うちは調査にいった人には各スカウトが面談をしていますから」と話した。

これまで金本監督の続投が既定路線で、即戦力投手の補強が最有力となっていたが、金本監督の辞任により方針は白紙となった。そして阪神の球団幹部は「球団内では1位は誰もがワクワクする選手を指名したいという意見が出ています。それなら根尾君、今年一番、華のある選手」と話した。また別の幹部からも「根尾君しかいないでしょう。将来のレギュラーになれる選手を獲らないと」という声が挙がった。

阪神は鳥谷選手の後にショートのレギュラーを確保する選手が出てきておらず、当初から根尾選手、そして報徳学園の小園海斗選手などに注目していた。そして根尾選手は、地元大阪の高校で、甲子園春夏連覇を達成しており、阪神としては指名を避けたくなかった。2012年には同じく大阪桐蔭で春夏連覇を達成した藤浪晋太郎投手を1位指名し、4球団の競合の末、抽選で獲得をしている。

今後は、新監督を交えてチームの方針などを共有し1位指名を決めていく。まだ新監督の就任なども行われていない事から、1位候補の決定はドラフト直前となりそうだ。

阪神タイガースのドラフト会議

阪神、根尾1位 スポーツニッポン紙面 2018/10/13

 

前日11日に金本知憲監督(50)が辞任を表明。ドラフトにおいて影響力のあった指揮官の辞任もあり、佐野統括スカウトは1位候補について「現場の話を聞いていないので。これからです」と明言を避けた。前日11日に葛西スカウトが吉田輝星投手(金足農高)と面談したことについても「うちは調査にいった人には各スカウトが面談をしていますから」と慎重に言葉を選んだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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