阪神がスカウト会議、投手中心の指名を確認

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阪神は12月4日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今年のドラフト会議の検証を行うとともに、来年のドラフトについての見通しについて話し合った。

投手中心へ

阪神は今年のドラフト会議で、1位で外野手の近本光司選手、2位でも内野手の小幡竜平選手、そして3位でも内野手の木浪聖也を指名、投手も補強ポイントに挙がり、ドラフト前には上茶谷大河投手などの名前も挙がったが、投手にわき目を振らず野手を上位で指名し続けた。

球団関係者は「来年は大学・社会人でも投手が豊作、12人が投手でそろう事になるかもしれない」と話し、投手の逸材が多いという見通しを示し、来年は投手を中心に指名していくことを示唆した。

来年の大学生では明治大の森下暢仁投手と伊勢大夢投手、東北福祉大の津森宥紀投手、東海大・原田泰成投手など、また社会人ではJR東日本の太田龍投手、東海理化の立野和明投手、JFE西日本の河野竜生投手の名前が挙がるが、この時期にしては多いという事ではない。それよりも、大船渡・佐々木朗希投手、星稜・奥川恭伸投手、創志学園・西純矢投手、横浜の及川雅貴投手などの高校生がいる中で、球団関係者があえて「大学、社会人」の投手が多いと話すのは、少々気になる所がある。

阪神は今年、畑山チーフスカウトが統括スカウトに就任する。チームの2019年の戦いを見て、小野選手、才木投手、望月投手などの若手の成長具合を見て、即戦力投手の1位指名となるか、または佐々木投手、奥川投手、及川投手などの高校生投手の1位指名となるかを判断する。

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今年のドラフトは上位3人を野手で固めた。球団関係者は「来年は大学・社会人でも投手が豊作。(12球団1位の)12人が投手でそろうことになるかもしれない」と語るなど、高校生だけでなく大学・社会人でも即戦力投手が数多くそろう。
社会人ではJR東日本の太田、JEF西日本の河野らが来季、高卒3年目でドラフト解禁となる。大学では下級生から日本代表入りした明大・森下、東北福祉大・津森らの名前が挙がる。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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