阪神の畑山統括スカウト、平塚スカウトが、ドラフト6位で指名した日立製作所の豊田寛選手に指名あいさつをした。
うちにない物を持っている
担当した平塚スカウトは「3拍子、特に長打力のある貴重な右打者。広い甲子園で脚力もある。非常にウチにないものを持っている。貴重な右打者としてレギュラー目指せる存在」と話し、現在、阪神にいる右の外野手の小野寺選手、陽川選手には無い物を持っていると評価した。
豊田寛選手は東海大相模時代に甲子園でホームランを放ち、全国制覇をしている。また、社会人でも先日の都市対抗二次予選・SUBARU戦でホームランを放つなど長打が魅力の選手だ。しかし、「盗塁や積極的な走塁が持ち味」と話し、足にも自信を持っている。
あいさつをうけた豊田選手は、「社会人出身から活躍されている方もいるので、どうやったら活躍できるのか、いろいろ話を聞いてみたいです」と話し、昨年のドラフトで6位で指名され、今年、ショートとして新人王を争う活躍をみせている中野拓夢選手を目標とした。
2015年の東海大相模の優勝メンバーでは、小笠原慎之介選手がその年のドラフト1位で中日に指名され、左のローテーションとして投げている。また、その年のドラフト5位で指名されたオリックスの吉田凌投手もリリーフなどで活躍しており、これでプロは3人目となった。他にも社会人で活躍する選手などがいるが、誇りを胸にプロで戦っていく。

右打ちの外野手といえば小野寺や陽川がいるが、タイプが違う。担当の平塚スカウトは「非常にウチ(のチームに)にないものを持っている。貴重な右打者としてレギュラー目指せる存在」と太鼓判を押した。
▽平塚克洋担当スカウト(55)「(走攻守)3拍子、特に長打力のある貴重な右打者。広い甲子園で脚力もある。1年目からレギュラー争いに加われる力もある。6位という順位に関係なく高評価している」
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