阪神は、ドラフト2位で指名した創価大・鈴木勇斗投手と、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を交わした。
高橋、伊藤に続く左腕
鈴木勇斗投手は最速152キロの速球を投げる左腕投手で、昨年秋の関東地区大学野球選手権で注目された。球は少し暴れるが、強い威力でバットを押し込むタイプの左腕投手。阪神はキレの良い高橋投手、変化球など巧みな投球の伊藤投手が左の先発をしているが、鈴木投手はタイプの異なる左腕。
担当の吉野スカウトは、「1年目から即戦力として評価して指名したんで、来年から1軍で活躍できるように、頑張ってくれということを言いました。150キロを超えるボールも投げますし、緩いカーブが特徴的で、奥行きのある投球ができる。非常に先発に向いているのではないかと思って評価してました。」と期待した。
「1年目から1軍で活躍してほしいということと、ローテーションに入って投げてもらえたらうれしいという言葉もいただいたので、自分も1軍定着を目標に。1年間通して1軍にいれるように頑張りたい」と話し、来年は先発として高橋、伊藤と共にローテーションを担う事を誓った。
また鈴木投手は、まだ会っていないものの、すでにドラフト1位指名の森木投手や5位の岡留投手の連絡先を入手しているという。「いろいろよろしくお願いしますということで、また自分の方からいろいろ教えてください」と連絡をしたという。コミュニケーション力が高く、なにかと慣れていないために大変なルーキー投手の、中心としての役割もしてくれそうだ。
そして「まず1年目、初勝利を目標にそこから勝ちを重ねていって、最終的には新人王をとれるように頑張っていきたいと思ってますし、最終的には球界を代表するような投手になると決めているので頑張っていきます」と力強く語った。

すでに“未来のチームメート”ともコミュニケーションを取っている。創価大のチームメートを通じて、ドラフト1位の高知・森木大智投手(18)、同5位の亜大・岡留英貴投手(22)の連絡先を教えてもらった。森木に対して「いろいろよろしくお願いしますということで、また自分の方からいろいろ教えてください」と連絡したといい、先輩後輩や年齢も関係なく、アドバイスを積極的に求める姿勢をにじませた。



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