阪神は1軍でマスクを付ける坂本選手、梅野選手の次世代捕手の獲得を目指し、報徳学園の堀柊那選手、常葉大菊川の鈴木叶選手、明徳義塾の寺地隆成選手をリストアップしていることがわかった。
次世代の捕手
阪神は今年、30歳の代の坂本捕手と32歳代の梅野捕手が1軍で主にマスクをつけたが、世代表を見ていくと29歳代の長坂選手、28歳代の片山選手の次は、25歳代の榮枝選手、そして22歳代の藤田選手、20歳の代の中川選手という構成になっており、ポスト坂本・梅野選手の次世代として大学卒前後の23歳代に一人加えたい状況になっている。
この日の報道では具体的に関係者の話しなどはなかったが、今年のドラフト会議では上武大の進藤勇也選手が注目されるものの阪神は即戦力投手の1位指名を優先しており獲得は微妙な状況、そしてオリックスの若月選手や、東京ヤクルトの中村選手のように高校卒の捕手を育成したいという考えが球団にあり、高校生捕手の獲得を目指している、と書かれている。
そしてその候補には報徳学園の堀柊那選手、常葉大菊川の鈴木叶選手、明徳義塾の寺地隆成選手がリストアップされている。堀選手については3月のスカウト会議でも名前が挙がっており、高校NO.1と呼ばれる抜群の強肩を持ち、50m6.1秒の俊足、そして1年秋からマスクをかぶってきた実績も評価された。鈴木選手はこれまで視察情報やスカウト会議では名前は挙がっていないが、堀選手と共にセンバツに出場すると、二塁送球1.85秒の強肩を披露してランナーを刺した。高校通算20本塁打を超す長打力があり、4月の侍ジャパンU18代表強化合宿にも参加、阪神スカウト陣も静岡大会や東海大会でチェックを続けていたという。
そして寺地選手は侍ジャパンU18代表で、木製バットを手に広角に強い打球を飛ばし、阪神が注目していた。大会では一塁手として出場していたが、高校では捕手としてマスクをつけている。
指名予想
阪神は1位で大学生投手を指名し、抽選となった場合ににも大学生投手や前田悠伍投手など投手を指名すると見られる。そして2位は流動的で、名城大の岩井俊介投手や大商大の上田大河投手など続けて投手を指名するかもしれないし、高校生捕手の堀選手、または上武大の進藤捕手を指名するかもしれない。
しかし2位では鹿児島城西の明瀬諒介選手など強打の内野手の指名も予想され、その場合には3位以降で鈴木捕手、または関西大の有馬諒捕手、福岡大大濠の藤田悠太郎捕手、流通経済大の萩原義輝捕手、パナソニックの久保田拓真捕手、西濃運輸の城野達哉捕手などの指名がありそうだ。
捕手の獲得をどの程度重視していくかで、2位で指名するか、3位以下になるか、また23歳前後の世代と18歳前後の世代に2枚加える可能性もありそうだ。いずれにしても捕手は今年のドラフト会議の指名ポイントの一つと予想することができ、指名が注目される。
↓世代表、スカウト会議情報、スカウト視察情報など
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