阪神は12月11日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
阪神2023年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 下村海翔 | 投 | 青山学院大 | 174/75 | 右右 | 10000 | 1600 | 19 |
2 | 椎葉剛 | 投 | 四国IL徳島 | 182/94 | 右右 | 7000 | 1000 | 26 |
3 | 山田脩也 | 内 | 仙台育英 | 177/72 | 右右 | 5000 | 600 | 52 |
4 | 百崎蒼生 | 内 | 東海大熊本星翔 | 178/78 | 右右 | 4000 | 500 | 56 |
5 | 石黒佑弥 | 投 | JR西日本 | 180/85 | 右右 | 4000 | 750 | 63 |
6 | 津田淳哉 | 投 | 大阪経済大 | 178/84 | 右右 | 3000 | 720 | 66 |
育1 | 松原快 | 投 | 日本海L富山 | 180/88 | 右右 | 300 | 300 | 123 |
育2 | 福島圭音 | 内 | 白鴎大 | 171/72 | 右左 | 300 | 300 | 126 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・下村海翔選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
制球力抜群で体のサイズは大きくないが150キロ中盤の速球を投げる。特に変化球が面白いようにストライクを取れて、左右に動く球をインコース・アウトコースに配球できる。相手打者を手玉にとる投球が魅力で、日米大学野球では主戦としてアメリカ打線にも通用していた。
時折、抑えが効かなくなる場面があり体力的な面かもしれないが、まずは体重を80kgまでは増やして1年間投げられる体力と、試合の中で踏ん張れる体力をつけたい。1年目からでも1軍で5勝前後はできそう。2年目には1軍ローテーションで1年間を投げきれる投手に。
ドラフト2位・椎葉剛選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
最速159キロのストレートは球威というよりも角度とラインを描くような球質の良さが武器と言えそうで、変化球が少し動くだけで空振りを奪えるくらいのものを持っている。クローザーとして活躍する事は間違いないと思うが、ブレークしてからの期間がまだ短く、調子を落とした時にしっかりと状態を戻していくことができるかで、プロで活躍できる年数が変わってくる。
ドラフト3位・山田脩也選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
守備面では土のグラウンドではこれまでの高校生遊撃手と比べてトップクラスとまでは行かないまでも、人工芝のグラウンドでは思い切ったプレーと俊敏な動きを見せていた。打撃に特徴があり、広角にヒットを打てる柔らかい打撃だが、U18W杯でも飛距離のあるホームランを放った、意外性のある一発を放つ選手でもある。
まずは土のグラウンドでも思い切りプレーができるように守備を磨き、打撃でも甲子園のレフトスタンドに放り込みたい。セカンドでのプレーも含めて二遊間で活躍したい。
ドラフト4位・百崎蒼生選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
高校通算39本塁打の強い打球を飛ばす右のスラッガー的遊撃手で、50m5秒台の俊足も魅力。瞬発力を生かしたチャージをしていく攻撃型の守備という感じで、3位の山田選手とはタイプが異なる。
まずはショートとして山田選手と競う事になるが、状況次第では打撃と足を生かした外野手としてのプレーもありそうで、近本選手と1番センターを争うような感じになっても面白いと思う。
ドラフト5位・石黒佑弥選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
高校卒4年目の右腕投手で最速150キロの速球を投げる投手。テイクバックが小さく腕の振りも早そうに見えないが、繰り出されるストレートは高めだが伸びがある。課題は低めへの制球で、社会人では高めや真ん中付近のストレートでファウルを打たせて鋭いスライダーやフォークボールで三振を奪っていたが、プロでは低めに集めれるようにしたい。
ドラフト6位・津田淳哉選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
左腕をやや上に挙げて後ろにぐっと体重を乗せて投げる投手で、特に腕の力を感じさせる。高めのストレートは伸びと力があり、前に飛ばせないくらいの威力がある。変化球はタイミングを外すくらいの感じで、フォームの特徴的に高めが多い事や変化球を更に磨いて行きたい。それができれば非常に楽しみな投手となる。
育成指名選手
松原快投手はやや低い位置から投げられる150キロのストレートと、緩急をつけるような130キロ台のスライダー、チェンジアップが武器で、変化球を低めに良いところに投げることができるコントロールの良い投手で、基本的には変化球投手だと思う。
福島圭音選手は俊足の外野手で、今春は20盗塁を記録し注目された。50mのタイムは合宿では良くなかったものの5秒台を記録しており、遠投110mの強肩もある。そして打撃も合宿で大学トップクラスの投手を相手に食らいついて強い打球も飛ばしていた。もう一皮向ければ近本選手のようになれるかもしれないという選手。

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