阪神は1月8日、兵庫県西宮市内の球団事務所で今年初となるスカウト会議を開催した。今秋のドラフト会議に向けた上位候補選手のリストアップを行い、大学球界を代表する青山学院大学の最速154キロ右腕・鈴木泰成投手(3年)と、強肩強打の渡部海捕手(3年)のバッテリーを中心に密着マークしていく方針を確認した。
青学大コンビを最重要視、投打の柱を徹底マーク
阪神は第1回のスカウト会議で毎年、ある程度の選手のリストアップを行い、それらの選手が今秋ドラフトに向けたスカウティングの中心となることが多い。昨年も第1回目のスカウト会議で健大高崎の石垣元気投手、延岡学園の藤川敦也投手、滝川高の新井瑛太投手、そして創価大の立石正広選手をリストアップしていた。
として今年は、東都大学野球リーグで黄金時代を築く青学大の投打をリストアップした。最速154キロを誇る本格派右腕・鈴木泰成投手と、大学日本代表でも正捕手を務める渡部海捕手をリストアップした。既に球団関係者も昨年の時点より、「青学大コンビを中心に密着マークしていく。」としている。
阪神は昨年、立石選手を獲得しているが、ドラフト1位指名はだいたい投手と野手をバランスよく指名する傾向があり、順番としては今年は投手の指名となる。しかし、捕手が補強ポイントとして挙がってくる可能性があり、高校、大学で日本一の経験のある渡部選手の1位指名もイメージできる。いずれにしても今年は青山学院大を中心にスカウティングを続けていくことになるのは間違いない。
昨夏甲子園V左腕、沖縄尚学・末吉もリスト入り
また、昨夏の甲子園で沖縄尚学を初優勝に導いた最速150キロ左腕・末吉良丞投手の名前もリストアップされた模様だと報じられている。
末吉投手は140キロ台のストレートの重さと、マウンド上での落ち着きがあり、動じることなく試合を作って投げきれるタフがあり、世代No.1左腕として注目されているが、今春のセンバツ大会出場の可能性も残しており、評価をさらに高める可能性がある。
阪神は昨年にリーグ優勝をしたものの、日本一は掴み取れなかった。そしてチームでは佐藤輝選手、才木投手などがメジャーでのプレーを希望しており、ポスティングでの移籍の意思を示している。佐藤選手は海外FA権取得の兼ね合いから今年オフにポスティング移籍を許される可能性があり、もし、日本一となった場合には才木投手も移籍の意志を強く表すかもしれない。
昨年はポスト佐藤として立石選手の獲得に成功した阪神、今年もチームの動向やシーズンの戦いを見ながら、スカウト陣は有力候補を網羅し、秋の指名に向けて準備を進める。
注目選手 プロフィール
鈴木 泰成(すずき・たいせい)
- 所属: 青山学院大学(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 特徴: 最速154キロの剛球とスタミナを兼ね備える大型右腕。ドラフト1位候補。
渡部 海(わたなべ・かい)
- 所属: 青山学院大学(3年)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 特徴: 攻守にハイレベルな大学No.1捕手。リーダーシップも評価が高い。
末吉 良丞(すえよし・りょうすけ)
- 所属: 沖縄尚学高校(2年)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 特徴: 甲子園優勝投手。完成度の高い投球と最速150キロの直球が武器。









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