この日、ソフトバンクと東北楽天が練習試合を行い、創価大出身コンビのソフトバンク・田中正義投手が150キロを記録、池田隆英投手が3回1安打無失点に抑えて結果を残した。またオリックスは韓国・斗山と対戦し、2年目の山本由伸投手が152キロを記録した。
創価大コンビ
この日の練習試合では、まず東北楽天の池田隆英投手が先発し、3回を1安打無失点に抑える好投を見せた。池田投手は創価大時代に田中正義投手とエース争いをし、2016年のドラフト2位で東北楽天に指名された。2年目の今年は、2月23日の日本ハムとの練習試合で3回をパーフェクトに抑え、ローテーション入りに大きなアピールをしていたが、この日もソフトバンクに好投し、また一歩、開幕ローテーションに近づいた。
そうなると田中正義投手も負けていられない。この日は寺原投手の登板回避で急遽の登板予定となっていたが、4番手で登板すると、大学時代の伸びのある150キロのストレートを見せ、1回をわずか7球、1つの三振を奪い無失点に抑えた。田中投手は池田投手のピッチングを見て、「自分より数段上のステージにいる。負けないようにしたい」と闘争心をもってマウンドに上っていた。
高校、大学と一緒にプレーした二人、プロでは対戦相手として刺激をしあいながら成長をしている。それにしても東北楽天は、2016年ドラフト1位の藤平尚真投手もものすごい投手となりそうで、池田投手もかなりの投手になりそうだ。
152キロ
成長著しい2016年ドラフト組投手の中で、藤平投手と対抗しそうなのがオリックスの山本由伸投手。この日の練習試合では3回を投げて1失点、球速は152キロを記録した。昨年対戦した元ロッテのパラデス選手には、シーズン中に2本塁打を浴びているが、この日は150キロの速球で2打数ノーヒットに抑えた。
「強いストレートで空振りが取れてよかった。3イニング目はいい時の感覚が戻ってきました」と手ごたえを口にした。
山本投手も非常に期待できる。今年プロ2年目となる2016年ドラフト組が、各球団で大きな期待を集めている。
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