オリックス、ドラフト5位の森本将太投手が1軍デビュー、エースを争った二人の「しょうた」

菅谷翔太, 森本将太

 オリックスと福岡ソフトバンクとのオープン戦ではオリックス・ドラフト5位の森本将太投手が1軍デビューし、148km/hのストレートとスライダーで1回を1安打無失点に抑えた。「とにかく緊張した」というが、力のある投球で中継ぎとして活躍が期待できる。そこには、二人の「しょうた」の物語がある。

 森本投手は福井工大福井高校で、菅谷翔太投手と共に140km後半を記録しエースの座を争った。森本投手は3年春に背番号1を付けエースの座を勝ち取ったかに見えたが、ケガなどで調子を崩すと最後の夏は菅谷翔太投手がエースの座を奪った。ドラフトでも174cmの身長で147km/hを投げた森本投手よりも、181cmから149km/hの速球を投げる菅谷投手が注目された。

 2010年9月14日、二人揃ってプロ志望届けを提出し、プロでもエースの座を争う事を夢見た。しかし、プロ12球団からのドラフトの指名は無く、そろってBCリーグの福井ミラクルエレファンツに入団した。

 福井ミラクルエレファンツでは森本投手が登板数を増やす中、菅谷投手は右腕が限界に達しており、登板しても結果を残せず11年にわずか1年で退団した。また再び二人でエースを争う事はかなわなかった。

 森本投手は2012年のBCリーグで4、5月、9月にMVPを獲得、10勝9敗、防御率1.98という成績を残してオリックスにドラフト5位指名された。

 高校時代に二人の「しょうた」がエースを争った。それぞれ背番号1を付けた時があり、140km/h後半の速球を投げて注目された。正直に言うと、181cmの菅谷投手の方が力もあり魅力を感じていた。しかし、最終的にプロ入りしたのは森本将太投手だった。

 森本投手には是非1軍で活躍してほしい、そして森本投手の投げるストレートの中に、もう一人の「しょうた」の思いが込められている。


PAGE TOP