広島・ドラフト1位の大瀬良大地投手が7時間トレーニング、160km/hの可能性も

大瀬良大地

 広島のドラフト1位ルーキー・大瀬良大地投手は、教育実習や取材等での遅れを取り戻すため、既に7時間にも及ぶトレーニングを行っている。九州共立大・仲里監督は160km/hの可能性を話した。

 

急ピッチのトレーニング

 年末までは教育実習や様々な取材などが入り「想像をはるかに超える」忙しさだったという。調整も遅れ気味となり、予定を前倒しして2日には大学の寮に戻り、この日は九州共立大グラウンドで7時間に及ぶトレーニングを行った。「仕上がりは7割ぐらい。8日までは大学で練習を続け、入寮には不安なく臨めると思います」とペースは戻りつつあるようだ。

 九州共立大の仲里監督は、2000年に九州共立大から福岡ダイエーに自由枠で入った山村路直投手が1年目のキャンプで飛ばし過ぎて肘を痛め、プロでは1勝に終わった事から、練習量の多さに安心感と共に不安も見せている。「放っておいてもよく練習する子。ボクは抑えるだけだった」と練習量が増えるのを留めてあげるコーチやトレーナーが必要のようだ。

 「プロ1年目から」という意気込みもあるだろうが、昨年は春先に右腕の違和感を感じ、大学入学以降でもっとも苦しんだ1年となった事もあり、昨年の阪神の藤浪晋太郎投手や巨人の菅野智之投手のように、既にローテーション入りが確約されているくらいの気持ちで、徐々に上げて行けば良いのではないかと思う。

 

160km/hも望める

 そんな大瀬良投手なのだが、仲里監督は「大きい体をしているけど、体力は子供。」と話している。それだけ練習をして何故体力は子どもと言われるのかはわからないが、プロで専門的なトレーニングを行えば「160キロ出るかもしれない」と期待をするポテンシャルをまだ秘めているようだ。

 福岡ソフトバンクに2012年のドラフトで1位指名された東浜巨投手も、大学NO1投手として実績も積んでいたが、キャンプ前の体力測定では他の選手よりも体力が劣る事がわかり、1年目は2軍で体を作り直してシーズン終盤にプロの投手として帰ってきた。大瀬良投手も場合によってはそういう形にする事で、160km/hを投げる投手としてエースになっていくのかも知れしれない。ケガのない長く投げられる投手になってほしい。

 

流す汗が心地よさそうだった。軽めのランニングに始まり、約30メートルの距離で50球のキャッチボール。野球部後援会出席のため、この日のみ早めに切り上げた右腕は「まずは開幕1軍に残り、新人王が獲れるように頑張りたい」と話し、1年目への決意を新たにした。

 取材攻勢や教育実習に追われ、年末まで「想像をはるかに超える」多忙な毎日を過ごしてきた。始動は元旦。それでも調整は遅れ気味で、4日の予定を前倒し、2日夕には大学へ戻ったという。3日からはボールを握りつつ、一日7時間のハードトレを課してきた。

 「仕上がりは7割ぐらい。8日までは大学で練習を続け、入寮には不安なく臨めると思います」

 自他ともに認める努力家。右腕の心技体を知る仲里監督も「放っておいてもよく練習する子。ボクは抑えるだけだった」と証言する。だからこそ危惧するのが飛ばし過ぎによる故障だ。

 現在は最速150キロ。すでに完成された即戦力右腕の呼び声が高いが、仲里監督は「大きい体をしているけど、体力は子供。160キロ出るかもしれない」と今後の伸びしろに期待し、日本人選手ではヤクルト・由規、花巻東高時代の日本ハム・大谷だけがクリアした大台突破を予告した。

 10日からの新人合同自主トレに備え、すでに元日から始動。球速には強いこだわりを持たないとはいえ「体が強くなる中で自然と速くなるのはいいこと。向上心を持ち続けていきたい」と発奮していた。


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