巨人ドラフト1位・菅野智之投手、145km/h記録し紅白戦で2回1安打無失点も

巨人球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手が実戦登板した。キャンプの紅白戦に登板すると、ストレートは145km/hを記録し、2回を投げて1安打1奪三振で無失点に抑えた。

 しかし本人は「50点」と不満の残る内容だったようだ。球数を少なく抑えることを目指し1イニング10球を目標としている。1イニング目は3人を9球で三者凡退に抑えたが、2イニング目に高橋由選手にファールで粘られるなど31球を費やした。

 菅野投手は「前提である直球がダメだった。威力、制球が自分の思っているようにいかなかった。気持ちが先行してしまったのもある」と話した。常に求めるもののレベルが高い、素晴らしい投手だと思う。これから実戦で打者と対戦することにより、昨年1年間のブランクを埋めることができれば、打者との駆け引きの感覚も戻ってくるだろう。

 中日・佐藤スコアラーは「完成された投手。何年もやっているような落ち着きがある。沢村は剛だけど、菅野は剛だけじゃなく柔も兼ね備えている。ウチにとって手ごわい相手になる。現時点で新人王最有力候補だと思います」と話し、高い評価をしている。開幕ローテーション入りは間違い無さそうだ。

 

 納得することなどできない。菅野はどこか晴れない表情で、プロ初実戦を振り返った。「完ぺきを求めてはいけないですけど、もうちょっといけたかなと。0点に抑えられたのはよかったかもしれないけど、満足はできないです。50点くらいですかね」。2回を1安打無失点。8人の打者を相手に1四球1三振で、MAXは145キロを計時した。だが理想とした球数の倍に当たる40球を費やし「9回だったら150球いってしまう」と反省しきりだった。

 

 原因は、はっきりとしている。「(投球の)前提である直球がダメだった。威力、制球が自分の思っているようにいかなかった。気持ちが先行してしまったのもある」と反省。

  中日・佐藤秀樹スコアラーは「何年もプロでやっているような雰囲気があるし、完成度が高い。沢村の1年目は剛だったけど、菅野は剛と柔がミックスされた感じ」。さらに「間違いなく新人王候補の最右翼」と話した。阪神・太田貴スコアラーも「バランスがいいし、マウンドさばきも落ち着いていた。新人離れしている」と高い力量を認めていた。

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