BIG3対決、広島・野村祐輔投手vs巨人・菅野智之投手

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 今日の広島vs巨人戦で、大学時代にBIG3と呼ばれた広島・野村祐輔投手と巨人の菅野智之投手が対決する。

 大学時代の公式戦で二人の直接対決は無い。大学1年の全日本大学野球選手権・準決勝で明治大と東海大が対戦しているものの、野村投手が1/3を投げただけで菅野投手は登板していない。

 2011年のドラフトでは東京六大学のエース・野村祐輔投手、東都のエース・藤岡貴裕投手、首都リーグのエース・菅野智之投手がともに注目され、ドラフト会議ではBIG3として進路が注目されていた。左腕の藤岡貴裕投手は3球団が指名し千葉ロッテが抽選の末に獲得し、野村投手は早くから1位指名をきめていた広島が単独指名、そして菅野投手は巨人入りを熱望するも北海道日本ハムが交渉権を獲得し、1年間浪人の末2012年に巨人入りしている。

 昨年は野村祐輔投手が9勝を挙げて新人王を獲得、今年は菅野投手が既に7勝を挙げて新人王を狙っている。菅野投手は「相手に先に点を与えないようにしたい」と話し、また「ヒットを打ちたい」と意気込みを語った。野村投手は「投手戦をしたい。もちろん意識します」と話し、大学時代からのライバルとの対戦を待っている。

 同級生との初対決を翌日に控え、菅野は厳しい表情で汗を流した。G球場でダッシュなどで最終調整。野村との投げ合いにかける気持ちが、ピリピリしたムードに表れていた。報道陣に囲まれると「(プロの)キャリアは向こうの方が上なので、特に意識することはないです」と素っ気なかったが、本心は違った。スポーツ報知の取材に「ヒットを打ちたいですね」と内に秘める闘志を明かした。

 背景には「投手は投げるだけではない」との持論がある。東海大ではリーグ戦がDH制。浪人生活を送った昨年は、木製バットで積極的に打撃練習を行った。今季は21打数2安打だが、「今日は打てる球がなかったです」と本気で悔しがるなど、9人目の野手の意識は高い。5月4日の広島戦(東京D)では、プロ初安打が先制打となり、勝利打点をマーク。野村にも、食らいついてバットを振るつもりだ。

 大学時代は明大・野村、東洋大・藤岡と「BIG3」と呼ばれて注目を集めた。日本代表としてともに日の丸を背負い、普段から仲がいい。昨年は、プロで活躍する2人の姿をテレビ観戦し「プロの世界で対戦してみたい」と刺激を受けていた。野村との対戦は、練習試合も含めて初めて。気合が入らないはずがない。

 本業では、自分の投球に集中する。「いつも通りです。無駄な四球を出さず、相手に先に点をやらないようにしたい」。マツダスタジアムでは4月20日の同カードで雨の中、6回無失点と好投。対広島戦は3登板で2勝、防御率0・92と圧倒している。「暑いのが心配ですけど、デーゲームではないので」と自信を持ってマウンドに上がる。

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