東京ヤクルト・小川泰弘投手がセリーグ最速の10勝、東北楽天・則本昂大投手も8勝記録

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 ルーキーの活躍も目が離せない。

 東京ヤクルトのドラフト2位・小川泰弘投手が広島戦に先発すると7回2/をで8安打を許しながらも3失点にまとめて勝利、セリーグ最速となる10勝を上げた。ルーキーでも10勝一番乗り。

 小川投手は初回に失点したが、フォームが傾いている事を捕手に指摘されるとすぐに修正、その後は7回まで無失点に抑えた。8回は暑さからスタミナが切れ2失点したものの、オールスター前に二桁勝利を上げた。

 これだけの成績を残しているのは、ライバル・巨人菅野智之投手の存在がある。菅野投手は先週8勝目を挙げ、防御率は2.64、小川投手はこの日防御率を2.62としてわずかに上回っているものの、ほぼ互角の成績を収めている。二人で刺激しあい、勝ち星をどんどん積み重ねていきそうだ。

 またパリーグでは東北楽天のドラフト2位・則本昂大投手が8勝目を上げた。田中将大投手が12勝0敗とトップを独走しているが、ルーキーでは独走している。大谷翔平選手や藤浪晋太郎投手なども含め、ルーキーがプロ野球を盛り上げている。

 マウンドを降りる背番号29に、緑一色に染まった一塁側スタンドからこの日一番の拍手が送られた。小川は7回2/3を8安打3失点で、リーグトップの10勝目。新人のリーグ10勝一番乗りは、99年の上原、松坂以来14年ぶりだ。「結果がついてきたことはうれしいけど、野手の人が打ってくれるおかげです」。冷静なルーキーは、表情ひとつ変えることすらしなかった。

 「やるべきことをやって点を取ってくれるから勝てている。打線に感謝したい。目標を高く設定していたけど、この結果は予想していなかった」笑顔はない。いつもの小川だ。ただ、その無表情にだまされてはいけない。新人でセ・リーグ10勝一番乗り。両リーグ通じて99年の巨人・上原以来14年ぶりで「1試合に全力を尽くした結果。単純にうれしい」。小川監督と握手したときに少しだけ笑みがこぼれた。

 まさにゾーンに入った投球だった。初回。2死から連打で先制点を許した。2回にも下位打線に2安打。ベンチに戻ってくると「少し体が(一塁方向へ)倒れているぞ」と控え捕手の新田から指摘された。蒸し暑さが微妙に体の感覚を狂わせたのが要因。すぐ修正し、体の左側で壁をつくることを意識した。球の出どころが見えづらい本来のフォームに微調整。3回から7回まで1安打に抑え、8回途中3失点でマウンドを降りた。「蒸し暑さで大変だったけど、10勝は凄いね」。小川監督も熱い116球を称えた。

 先発では6月6日のヤクルト戦以来の白星。ただ、今月5日のソフトバンク戦で1回4失点KOされると、翌日に3回途中から3回1/3を2安打無失点に抑え、プロ初リリーフで勝利が転がり込んでいた。星野監督は「あの勝ちでモヤモヤが吹っ飛んだんだろ」と、してやったりの表情を見せた。

 「気合を込めて投げた。でも、気持ちは入っていたけど冷静に。力だけじゃなく、うまく(制球面と)バランスが取れた」。まずはスピリーを132キロスライダーで空振り三振に。大崎を外角低めの147キロ直球で見逃し。一転して代打・石川は、146キロの高めのボール球を振らせた。単純に力任せではなく、その中でいかにコントロールを意識するか。マー君から学んだ投球術だ。開幕12連勝中のエースの後ろ姿を必死に追う。「田中さんは真っすぐだけでも強弱を付けて、ここぞという時は120%の力を出すので」。そう話したルーキーは「6回は僕も少しはできたかも…。ちょっと成長できたかな?」と照れながら笑った。

 Kスタ宮城のクラブハウス。則本のロッカーの隣は女房役の嶋、その隣が田中だ。WBCに出場したエースに代わって開幕投手を務めた際は、こう声を掛けられた。「できないことをやるんじゃなくて、できることをしっかりやるんだ」。毎試合、その言葉を胸に刻み込んで登板する。6回5安打1失点。田中の1年目(07年)の7勝を上回り、前半戦だけで8勝目を手にした。

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