藤浪晋太郎投手、6回途中まで12安打も3失点、北海道日本ハム・大谷翔平選手は2本の2ベースヒット

大谷翔平, 藤浪晋太郎

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手が5勝目を狙い、不敗の続く甲子園のマウンドに登った。

 この日は初回に2者連続奪三振など3回まで5三振を奪ったものの、3回に井口選手にホームランを浴びると6回途中まで12安打を許しランナーを溜める展開となった。しかし3つの併殺打でピンチを切り抜けるなど、投球術も見せて5回2/3を何とか3失点に抑えてマウンドを降りた。

 9回にマートン選手の逆転サヨナラホームランでチームは勝利し甲子園の不敗伝説は続いたが、藤浪投手は「自分は、ほぼ負けのような投球」と話した。調子は悪くともチームに白星をつける投球はエースとしての投球と言っていいだろう。

 北海道日本ハムのドラフト1位・大谷翔平選手はこの日も5番ライトで出場すると、レフト側に痛烈にはじき返して左中間に2本の2ベースヒットを放った。

 大谷選手は「基本的に流していれば、結果は出ますから」と話し、これで打率は.333、2ベースヒットは10本、左方向の2ベースヒットは8本に及んだ。「本塁打はヒットの延長。二塁打、三塁打をしっかりと打ちたい」と話し、ヒットでチームに貢献する事を話している。

 打撃でも素晴らしいセンスを見せている。この打撃を捨ててというわけには行かないが、右方向へのホームランも狙って欲しいと個人的に思う。

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)は土壇場で甲子園初黒星を免れたが、ともに自己最多の被安打12、118球と精彩を欠いた。

 3回は2死無走者、2ストライクから井口に同点ソロを浴びた。6回には勝ち越しを許して降板、「自分の中では負け。ピンチで粘れなかった」と反省しきりだった。

  高卒ルーキーの2ケタ二塁打は88年の立浪(中日=15本)以来、25年ぶり。パ・リーグでは86年の清原(西武=18本)以来となる快挙だ。2回先頭で放った二塁打は、外角低めの145キロを強振したもの。あと50センチでプロ初本塁打という、左翼フェンス直撃の一打だった。「レフトに捕られるかと思った。うまく風に乗った。助けられた」と笑みを浮かべた。

 “ゴジラ超え”は新人離れした広角打法でモノにした。「流していけば結果が出る」が持論。流しても強い打球が打てることを、稲葉はこう表現する。「翔平はレフトに引っ張れる。僕にはできない」。野手として出場した21試合で21安打。その約半数を占める10本の二塁打のうち、8本が左方向だ。「本塁打はヒットの延長。二塁打、三塁打をしっかりと打ちたい」

  「左方向は意識しています。あっちに打とうと思っていますし、それが出ているうちはいいと思います」

 2試合連続で座った5番。2回は先頭で145キロ外角直球を捉えてチャンスメーク。今浪の右前打で2点目のホームを踏んだ。4回は2死一、二塁から初球の147キロをこれも左中間へ。打球はフェンス上部の金網を直撃。惜しくもプロ初アーチとはならなかったが、5月9日の楽天戦(札幌ドーム)以来の打点も稼いで「うまく風に乗ってくれて良かった」と笑みをこぼした。

 「基本的に流していれば、結果は出ますから」。絶対の自信を持っている左方向への打撃。ここまで全21安打中、内野安打を除く18本中11本が中堅より左方向で、さらに10本の二塁打中、6本が左中間。もはや大谷が打席に立てば、左中間ゾーンは完全に「エリア11」と化している。バットコントロールが巧みで、右肩が開かない。スイングスピードも速いので、ボールをぎりぎりまで引きつけてからでも芯で捉えられるから逆方向でも打球は伸びる。


PAGE TOP