阪神は、北條史也選手と高山俊選手が来年の戦力構想外となったことがわかった。
期待の野手
北條史也選手は藤浪晋太郎投手が1位指名された2012年のドラフト2位で指名された。甲子園では藤浪投手の大阪桐蔭と激闘をした八戸学院光星のスラッガーとして注目された。
金本監督が就任した2016年から強打の遊撃手として1軍で起用され、122試合に出場するなど、ポスト鳥谷として更に成長を期待されたが、2018年には左肩の亜脱臼、2021年にも左肩を手術するなど故障も続き、2022年は32試合の出場にとどまると、今年は1軍出場は無かった。
また、高山俊選手は明治大で東京六大学新記録となる131安打を記録し、俊足と強打の外野手として2015年のドラフトの目玉として注目された。ドラフト会議ではヤクルトとの抽選となり、ヤクルトの真中監督が当たりくじと勘違いしてガッツポーズをすると、金本監督はくじをよく見ずに引き上げてしまい、その後、阪神が当たりくじだった事が判明し、訂正されたという事があった。
1年目から活躍を1年目に136安打を打つと、打率.275で8本塁打、65打点でセ・リーグの新人王に輝き、その力を見せた。しかし、その後は出場を減らしていくと、さらに近本選手の加入などもあり2021年には1軍出場はなく、2022年に38試合に出場したものの今年は1軍出場は無かった。
共にそれぞれ内野手、外野手の顔となるような選手になることが期待されたが、活躍した時期はあったものの、なりきることができなかった。
レギュラー陣が固定化された阪神は、同じ年齢か上の年齢の選手は厳しい立場になる。二人を含めて7.8人が来季の戦力構想から外れ、今日にも戦力外が通告されるという。厳しいプロの世界で生き残るのは、アマチュア時代に歴史的な大活躍を見せた選手でも難しい。
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