京都翔英・榎本和輝投手が延長13回完投、報徳学園・乾陽平投手は力尽きる

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 秋季高校野球近畿大会の決勝、京都翔英vs報徳学園は延長13回の熱闘となった。京都翔英の先発・榎本和輝投手と報徳学園のエース・乾陽平投手が共に13回を完投、京都翔英が3-2で勝利を収めた。

 榎本和輝投手は13回190球を投げて7安打2失点、初回に失点するも、6回には自らの2ベースから同点に追いつき、その後は点を与えず1-1のまま延長戦へ突入した。延長13回では味方が2点を勝ち越すと裏に1点を与えたものの3-2で近畿大会優勝を納めた。

 一方、乾陽平投手はここまで近畿大会4試合を全て一人で投げぬき、この日も6回に1失点するとそのまま延長12回まで1失点の好投を見せた。しかし13回に2ベースと死球で2アウト2、3塁とされたところで2点タイムリー2ベースを浴びて2失点、力尽きた。

 乾投手は6回の打席で肘に死球を受け、治療するなどしながらもエース同士の投げ合いに再びマウンドに登った。「冬の間に変化球のキレも磨いて、勝てる投手になりたい」と話し、来年のセンバツには成長した乾投手の姿が見られるだろう。

 

 京都翔英、近畿制覇!大物食い本領発揮 - デイリースポーツ:2012/11/05

 延長十三回、190球を投げ抜いた京都翔英・榎本はすがすがしい表情で「終盤はバテたが、力を抜いて下半身を使って投げるようにした」と振り返った。初回に先制を許し、三回には3番・岸田の頭部に死球を与え「相手ベンチを見てしまった」と動揺したが「オレを信じて投げろ」と捕手の山口に励まされると、平常心に戻った。

 

六回に自らの二塁打を足掛かりに同点としたが、その後は援護がなく延長戦へ。それでも「誰かが打ってくれると信じていた」と耐えた。昨秋以降、右肩のケガの影響などで1年以上マウンドから遠ざかった右腕は今大会で復活。準々決勝の履正社戦でも12回を投げるなど、準決勝以外の3試合を完投した。

 報徳・乾、延長十三回に力尽く… - デイリースポーツ:2012/11/05

 兵庫大会6試合、近畿大会4試合をすべて完投した乾陽平投手(2年)が延長十三回、ついに力尽きた。二塁打と四球で走者を出し、2死二、三塁とされたところで6番・田中に左中間二塁打を浴びた。「粘りが足りなかった。内角低めを突いたつもりだが、高く入った」とガックリ肩を落とした。

 

 六回の打席では利き腕の右肘に死球を受け、治療のためベンチ裏に下がったが「気持ちでいくしかない。エース同士の投げ合いなので引けない」。執念でマウンドを譲らなかった。惜敗したものの、来春センバツは確定的で「冬の間に変化球のキレも磨いて、勝てる投手になりたい」。来秋ドラフト候補の144キロ右腕は、聖地でのリベンジを誓った。


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