桐光学園・松井裕樹投手、済美・安楽智大投手が最終調整

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 高校野球神奈川大会は今日から開幕する。前日となった6日に桐光学園は千葉経大付と対戦、注目の松井裕樹投手は7回から登板した。

松井投手は新たな課題

 松井投手は7回,8回の2イニングで3奪三振ノーヒット、144km/hを記録し完璧な投球を見せたが、9回にストレートで四球を出すと2つの暴投後にタイムリー2ベースヒットを打たれて1失点した。結局3回を2安打4奪三振1失点2四球という内容だった。

 ワンバウンドのスライダーを1年生の田中捕手が捕球できずに2つの暴投となり、ランナーが3塁に進んだところで、ワンバウンドの球を投げられずにヒットを打たれた形となった。

 安楽投手はWヘッダー2試合に先発

 一方、済美・安楽智大投手は鳴門渦潮とのWヘッダーで2試合に先発し、合計14回198球を投げた。球速は149km/hと球の勢いも戻ってきた。

 1試合目は9回完投し7安打10奪三振2失点、そして昼食を挟んだ午後の試合で再び先発して5回を5安打無失点に抑えた。センバツで打球を受けた右手のケガなどから1ヶ月間投げる事ができなかった6月に入り練習試合で打ち込まれる場面もあったが、徐々に元に戻ってきているとの事。

 この日は追い込み練習の一環で2試合に登板という事のようだ。選手の調整については何も言う事はできないが、また好投するたびにハラハラする事になりそうだ。

 思わず天を仰いだ。9回1死一、三塁。松井が投じた120キロチェンジアップを、相手打者が引っかけたようにはじき返す。ワンバウンドした打球は三塁ベース上を通過。際どい判定だったが、結果はフェア。適時二塁打となり、顔をしかめた。

 神奈川大会前の最終登板で課題が出た。9回1死。この日初めての走者を四球で出すと、続く打者でワンバウンドしたスライダーを田中幸城捕手(1年)が捕球できず2暴投。そして四球を出した直後に適時打を浴びた。野呂雅之監督(52)は「(松井が)失点するなら、こういう形。それが今日出てくれたから、考えて配球するでしょう」。初戦となる14日の2回戦へ、バッテリー間の修正課題とした。

済美・安楽1日2試合で198球投げた  - デイリースポーツ:2013/7/7

 1試合目は7安打2失点で10奪三振。130球を投げて完投した“怪物”は、1時間の昼食を挟み、日差しが照りつけた午後も先発マウンドに上がった。

 「夏の県大会決勝で延長十四回にもつれ込んだと思って投げました」。2試合目は5回68球を投げ、5安打無失点。追い込み練習中で疲労が蓄積していたが「そういう中でいい投球ができた。自信になった」と納得の内容に笑みがこぼれた。

 計772球を投げたセンバツ後は、右手首の故障で1カ月間ノースロー。復帰後は急ピッチで投げ込み数を増やしてきた。6月中は練習試合で打ち込まれることも多かったが「やっとボールに指がかかってきた。復活してきた」と上甲正典監督(66)。17日の初戦に向け、MAX152キロ右腕は「しっかり疲れを取りたい」と万全を期して最終調整に入る。

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