仙台育英・上林誠知選手が値千金の23号ホームランで甲子園出場、東北楽天スカウト視察

高校野球ドラフトニュース 東北楽天ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 高校野球宮城大会では仙台育英の上林誠知選手の2試合連続となる高校通算23号ホームランが飛び出し、仙台育英が甲子園出場を決めた。

 仙台育英は初回に、先発した146km/h右腕・馬場皐輔投手が立ち上がりを攻められて5失点してしまう。しかし、4回に上林誠知選手がヘッドスライディングで内野安打で出塁しまず1点を奪うと、5回には2点タイムリーヒットで3-5まで追い上げる。そして8回には先頭打者でライトスタンドにホームランを放ち、勢いに乗った打線が同点に追いつき、9回に上林選手は敬遠されたがそれで満塁となると、最後は押し出しでサヨナラ勝利を手にした。

 上林選手は「守備に就いているときから、本塁打を打てる気がしていた。負けるイメージはできなかった」とホームランのイメージができていたと言う。高い集中力だったのだろう。佐々木監督も「あそこでホームランが出るかねえ」と感心しきりだった。

 昨日は9球団が視察をしたが、この日も東北楽天の上岡良一スカウトが視察し、「足が速くて自分の打撃ができる。勝負強くて大事なところで結果が残せる。」と打撃と足、そして勝負強さを評価した。

 センバツでは3試合で4打点、ワンバウンドの球をヒットにしたりしたものの9打数3安打、3試合でヒット1本ずつしか出ておらず打撃の調子としてはそれほど良くなかったと思う。しかしこの日の4打数3安打3打点、6試合で23打数10安打7打点と調子を上げたており、夏は最高の状態で甲子園に乗り込む。甲子園でアーチをかけてドラフト1位としてプロ入りして欲しい選手だ。

 劣勢でも、気迫あふれるプレーでチームを鼓舞し続けた。4回の第2打席ではヘッドスライディングで二塁内野安打にすると、5回2死満塁では一塁線を破る2点タイムリー。2点差の8回には先頭打者として右越えに高校通算23号をたたき込んだ。準決勝・聖和学園戦に続く2試合連続となるソロ。完全に流れを呼び込んだ。

 佐々木順一朗監督(53)は言う。「5回のタイムリーでようやく普通の試合になって、あの本塁打で行けると思った」。上林も「守っている時から打てる予感がしました。いい場面で打ててうれしい。持っている? そうですね」と笑顔が広がった。

 9回1死二、三塁のサヨナラ機では、敬遠も打ち気満々。「新庄さんの(敬遠球打ち)プレーを思い出して打とうと思ったけど、無理でした」。2死満塁から小林遼が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちが決まると、一塁塁上で右手を高々と突き上げた。

 センバツ初戦の創成館(長崎)戦では、ワンバウンドを打つイチローばりの打撃を披露。一躍脚光を浴びたプロ注目スラッガーは、大の高校野球マニアでもある。全国の勝ち上がりをくまなくチェック。「智弁和歌山が出ない夏は、信じられません。盛り上がるんですかねえ」と、ファン目線で話していた。

  試合途中で涙があふれた。8回。1点差に迫る、高校通算23号となる右越えソロ本塁打を放った仙台育英の4番・上林はベンチで思わず泣いた。追いついたわけでも、逆転したわけでもない。ただ、確信した。  「これでいけると思った。(8回の)守備に就いているときから、本塁打を打てる気がしていた。負けるイメージはできなかった」

 初回に柴田に5点を先制され、「いらいらしてしまった」という上林。その中で、佐々木順一朗監督の言葉を思い出した。7月16日の塩釜との初戦を前に、指揮官は今大会のテーマとして「慌てず 焦らず 諦めず」を掲げた。「3A」。その言葉を胸に、自分を落ち着かせて打席に立った。4回にはヘッドスライディングで先制点につながる二塁内野安打。5回2死満塁では右翼線に2点適時打を放っていた。

 準々決勝まで打率・357ながらも一発はなく、佐々木監督から「体全体を使って打たない方がいい」と助言をもらった。そして、右足を上げない「すり足打法」に修正。前日の準決勝・聖和学園戦で今夏1号の2ランを放つと、決勝でも2戦連発となった。

上林2戦連発!仙台育英、大逆転甲子園/宮城  - スポーツニッポン:2013/8/1

 その裏、先頭打者として立つ。相手右腕の岩佐は決め球のフォークを5球中4球投じた。初球こそ「塁に出ないと」とセーフティーバントの構えを見せたが、低めの変化球にバットは動かない。そしてフルカウントの6球目、内寄り高めに浮いてきた直球を見逃さず、ひと振りで仕留めた。

 1点差に迫る高校通算23号。ベンチに戻ると涙があふれた。「行けると思いました」。まだ1点ビハインドでも、不思議と自分の一打で勝利を確信すると、直後に味方は同点にした。数々のプロを育てた佐々木順一朗監督も感心するばかりだった。「あそこでホームランが出るかねえ」。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2020 Draft home page

コメント