安楽智大投手が120m弾、158km/h目指す

高校野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 夏の甲子園大会、出場校の甲子園練習が始まっている。

 この日は済美高校が甲子園に乗り込んで練習を行った。注目の安楽智大投手はまず打撃練習でバックスクリーン横に推定120mのホームランを放ち、打撃でも非凡な面を見せた。安楽投手はここまで通算8本塁打と数は少ないもののクリーンナップを打ち、センバツでは19打数6安打、夏の愛媛大会では12打数5安打4打点を記録している。

 またこの日は投球練習は11球のみ、マウンドの感触を確かめるだけで終えた。愛媛県大会の決勝で完投してからノースローで体力を温存している。安楽投手は「甲子園で自己最速を出したい」と話し158km/hを目標とした。センバツ大会では152km/hを記録、この夏に157km/hを記録し順調に球速も伸ばしている。158km/hを狙えるようなタイミングがあるか分からないが、こちらも楽しみだ。既に160km/hのリミッターも大谷翔平投手によって外されているので、160km/hも記録するかもしれない。

 最速157キロ右腕の安楽が、甲子園最速の158キロを叩き出すことを宣言した。「スピードボールを追い求めていこうと思うので、甲子園という素晴らしい舞台で158キロという自己最速を出せるように調整したい」と言い切った。

 これまでの高校生最速は、花巻東の大谷(日本ハム)が昨年の岩手大会でマークした160キロ。だが、甲子園では01年夏に日南学園・寺原(ソフトバンク)がマークした158キロだ。安楽が自己最速を1キロ上回れば、2年生にして甲子園最速記録に並ぶことになる。「期待に応えたいし、安楽はやっぱり凄いな、と言わせられる投球をしたい」と力強く話した。

 この日は練習の最後にマウンドに立ち、11球を投げた。愛媛大会決勝後、初めての投球練習だった。本人は「5割くらい。フォームと足場を確認した

 剛腕は打ってもすごかった。シート打撃の2打席目。左打席に入った安楽のバットからはじかれた打球は、バックスクリーン右へ飛び込んだ。「甲子園という舞台なので本塁打を狙っていた。試合でも、ここぞという場面で打ちたい」。推定飛距離120メートルの“聖地第1号”を打った怪物は、本番でも一発を放つと誓った。

 球速ばかりがクローズアップされるが、“二刀流”にも意欲的だ。「小さい頃からエースで4番を目指していた」と少年時代から打撃センスは抜群。高校入学後も、投球練習の合間に打撃コーチとフォームを微調整してきた。今春からは4番を任され、準優勝したセンバツでは通算打率3割5分。高校通算8本塁打で公式戦ではノーアーチだが、愛媛大会の準決勝(対川之江)では3敬遠を含む4四球と、打撃でも一目置かれる存在だ。

済美・安楽120m弾!打っても凄い  - デイリースポーツ:2013/8/4

 春に逃した全国制覇へ、弾みをつける一発だ。シート打撃の2打席目。済美・安楽が放った打球は、大きな放物線を描いて中堅右の観客席に飛び込んだ。

 「狙っていました。うまく上からたたけた」

 飛距離120メートル。練習とはいえ、甲子園で放った“初アーチ”がうれしくないはずがない。剛速球だけではなく、4番に座る打撃でもパワーを見せつけ「試合でも、ここぞという場面でホームランを打ちたい」と本番での大暴れを誓った。

 1‐17の大敗で号泣した浦和学院とのセンバツ決勝以来、4カ月ぶりに聖地に帰ってきた。打撃練習が終わるとマウンドに上がり、「5割くらい」の力でじっくり11球を投げた。「センバツの悔しさを思い出した。リベンジしたい」。熱い思いがこみ上げてきた。

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