龍谷大平安が優勝、履正社が近畿大会進出

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 春季高校野球京都大会ではセンバツ優勝の龍谷大平安が実力の高さを見せて優勝を果たした。また大阪大会ではセンバツ準優勝の履正社が決勝に勝ち進み、近畿大会の出場を決めた。

今年公式戦無敗

 決勝の立命館宇治戦で龍谷大平安は2年生エースの高橋奎二投手がセンバツ以来の登板をしたものの5回途中まで2失点、3年生の中田竜次投手がリリーフしたものの3失点するなど投手陣の調子はいま一つだったが、それでも9回にサヨナラで優勝を決めた。投手だけでなく総合力で全国制覇を勝ち取った龍谷大平安らしい勝利だった。

 これで今季は公式戦で無敗を続けている。地元京都で行われる近畿大会でも優勝して、無敗のまま夏の甲子園連覇を狙う。

 

大阪は履正社と大阪桐蔭

 大阪大会は履正社が大冠に5回コールドで勝利した。今大会から背番号1を付けている永谷暢章投手が5回2安打8奪三振と圧巻のピッチングを見せ、「他のチームに、永谷は絶対打てないという印象を与えたかった」と夏を意識しての力のこもった投球を見せた。

 永谷投手は147km/hを投げセンバツでも好投して準優勝に貢献した。来年のドラフト候補として名前が挙がっている。

 また打っては吉田有輝選手が3ランホームランとタイムリーヒットで5打点を挙げる活躍を見せた。吉田選手は173cmの遊撃手で、センバツでは3番を打ち、1試合2本の3ベースヒットなど打率.429を記録した。中学時代に田嶋大樹投手や浅間大基選手、立田将太投手などと日本代表チームで遊撃手としてプレーしている。

 長打力と確実性を備え、遊撃手としても安定したプレーを見せる吉田選手に注目しているプロのスカウトも多い。

 大阪大会では大阪桐蔭がPL学園をやぶって決勝進出した。決勝は近年ではおなじみのカードとなる、履正社vs大阪桐蔭となった。

 

  王者・龍谷大平安は負けない。立命館宇治に苦しめられたが、9回サヨナラ勝ち。センバツ優勝に続き、春26度目の京都の頂点に立った原田英彦監督(53)は「負けられないなか勝てた。負けなかったのが一番の収穫」と胸を張った。

 横綱相撲から一転した。1―1の3回2死満塁から、石川の左翼線三塁打などで4点を勝ち越したものの、センバツ以来の登板となったエース左腕・高橋奎二(2年)が5回途中2失点で降板。2番手の中田竜次(3年)も7回に3失点し同点とされた。だが、そこからは好守もあり勝ち越しを許さず、9回のサヨナラ劇につなげた。

 履正社が、センバツ準優勝の実力を見せつけた。1―0の3回1死二塁から3連打で2点を加えると、今大会で4番を務める吉田有輝内野手(3年)が右翼ポール際に3ランを放り込んだ。「感触は良かった」。5回にも適時打を放つなど、5打点の荒稼ぎだった。

 投げては、最速147キロ右腕の永谷暢章(2年)が5回を2安打無四球8奪三振と好投。「他のチームに『永谷は絶対、打てない』という印象を与えたかった」。今大会で初めて背番号1を着けた自覚をにじませた。


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