小高工・菅野秀哉投手に10球団16人のスカウト視察、13奪三振完封記録

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 秋季高校野球福島大会の2回戦で、福島の藤浪晋太郎と呼ばれる小高工・菅野秀哉投手が登板すると、福島商から13三振を奪って完封した。この試合には横浜DeNAや阪神などプロ10球団16人のスカウトが視察に訪れ、注目度の高さを伺わせた。

菅野秀哉投手、143km/h右腕

 菅野秀也投手は183cmの身長があり143km/hのキレのある速球を投げ、顔も似ている事から「福島の藤浪晋太郎」と呼ばれている。

 昨年も中日のスカウトが素質を高く評価するなど注目されていたが球速は141km/hだった。そして昨年の冬に「高校のうちに145km/hを出したい」と1日5合の白飯を食べて体重を6kg増加させた。

 3月と4月に腰と右足をねん挫し「自分としては60%くらいだった」という。フォークボールが武器で三振を奪う投手だが、「変化球も曲がらなかった」と反省する中で、最速141km/hながら伸びるストレートで9回を4安打13奪三振、3四死球で完封と実力の高さを示した。

 

10球団16人のスカウトが注目

 この試合には10球団16人と多くのスカウトが集まった。横浜DeNAは神奈川で関東大会が開催されているが、吉田スカウト部長がこちらに視察をし「投げ方にセンスがある。いい体をしている。体力を強化すれば球速も上がる」と素質を評価すると、阪神・葛西スカウトも「腕の使い方が素晴らしい。リリースをするコツを知っている感じ。大勢来ているのは評価が高いのでは?」と高く評価をした。

 長い腕をしならせ、バッターに近い所でリリースする菅野投手は、将来性という点でプロのスカウトを魅了している。

 「スカウトの方が来られているのは分かったので、気合いが入りました」という菅野投手、プロ入りに向けて大きなアピールができた。

 

 伸びのあるストレートを武器にグイグイと押しまくった。この日の最速はスカウトのスピードガンで141キロ。116球を投げ切った小高工・菅野は「自分が最後まで行くつもりでした。ランナーを出してもバントもさせないくらいの気持ち」と振り返った。

 先頭打者を出しても、粘り強く後続を抑えた。スカウト陣も納得の表情だ。DeNA・吉田スカウト部長は「いい体をしている。体力を強化すれば球速も上がる」と期待し、阪神・葛西スカウトも「リーチもあるし素材としてはいい。大勢(スカウトが)来ているのは評価が高いのでは?」と高い関心を示した。

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