八戸学院光星・北條裕之選手は兄を越えるため大学で鍛えてプロへ、甲子園の土を持ち帰らず

北條裕之, 八戸学院光星, 新井勝徳, 新井勝貴

 八戸学院光星は敦賀気比に2-7で敗れた。1番を打った北條裕之選手は、優勝して兄の北條史也選手を越える事はできなかった。大学で鍛えてプロ入りすることを誓い、甲子園の土は持ち帰らなかった。

11打数0安打

 北條裕之選手は兄の北條史也選手が3年生としてセンバツで準優勝した時に、光星学院に入学した。そして夏の大会では4本塁打を放って準優勝をした兄の姿を見て、その兄が引退をした秋からベンチ入りし、遊撃手を引きついだ。2年生の夏には3本の2ベースヒットを放つなど頭角を現し、プロも注目する選手となった。

 しかし兄は高校2年生の秋から一気に爆発し、明治神宮大会、センバツ、夏の大会でホームランを量産したが、裕之選手は1番を任されたものの、明治神宮大会では4打数ノーヒット、センバツでは9打数3安打、そして今大会は11打数ノーヒットに終わり、兄を越す事はできなかった。

 

大学進学へ

 北條選手はこの日の試合後に甲子園の土は持ち帰らなかった。そしてインタビューで「また戻ってこられるように」とプロ野球選手として再び甲子園に戻ってくるためにと理由を話した。

 3試合ノーヒットで「この大舞台で打てるやつが本物。自分が打てなかったのが一番」と敗戦を振り返り、「プロで兄と一緒にプレーできるように、大学か社会人に行ってレベルを上げたい」と目標を口にした。

 チームは中川優投手、八木彬投手、呉屋開斗投手などの2年生に引き継がれる。3年生では新井勝徳選手は九州の大学進学を希望、いとこの新井勝貴選手は東京の大学を希望している。

 阪神・北條の弟・裕之は3試合で11打数無安打。11、12年と2年連続で準優勝した兄を超えることはできず「こういう大舞台で打たないと意味がない。気持ちの弱さが出た。自分の力がなかった」と肩を落とした。今後については「プロで兄と一緒にプレーできるように、大学か社会人に行ってレベルを上げたい」と話した。

 同校の11年夏からの3季連続準優勝メンバーで現阪神の兄史也と比べられることも多かったが「注目されたおかげで、妥協せずに頑張ろうと思えた。兄のおかげでここまで来られた」と話した。「大学で鍛えて、最終的に兄と一緒にプレーしたい」と、進学し、その先のプロ入りを目指す。


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