佐野日大・田嶋大樹投手が社会人入りを明言

田嶋大樹, 佐野日大

 昨日、社会人のJR東日本に進む事が報道された佐野日大・田嶋大樹投手が、本人の口で改めて社会人入りを表明した。

3年後のプロ入り明言

 佐野日大グラウンドで取材を受けた田嶋大樹投手は「まだ技術、体力がプロレベルではないと思った。社会人でしっかりトレーニングを積み、3年後から20年できるようなプロ野球選手になりたい」と話した。また社会人入りについては、「まだ力不足なので、前から社会人でやりたいと思っていた」と話した。

 そしてJR東日本については「プロに一番近い場所と思っているところなので」と、チームの実力や育成力を見て希望をしている。今月中に入社試験を受ける予定とのことで、まず間違いなく決まるだろう。

 昨年秋の活躍からセンバツでベスト4と結果を残したものの、本人は力不足と感じていたようだ。それでも報道やプロのスカウトのコメントで評価は高く、プロ入りの意識もあったと思う。その後、甲子園の疲労もあり、夏の大会では肩の違和感で降板して甲子園に出場できなかった時でも「プロか社会人」と話していた。

 監督や家族の他、友人等にも相談したといい、かなり悩んだとみられるが、JR東日本の試合を見たり施設を見学したりして、プロよりもJR東日本を選んだものとみられる。

 プロ球団の関係者は、選手がプロ志望届けを提出しない限り接触する事はできない。もしスカウトが直接会って話をすることができればプロへの思いも強くなったかもしれないが、それはできなかった。

 

JR東日本野球部

 JR東日本野球部は社会人の名門チームで、2011年は都市対抗で優勝し、2012年は都市対抗、日本選手権で準優勝、昨年も都市対抗で準優勝をしている。

 プロ野球にも、2007年に小林太志選手が横浜ベイスターズにドラフト1位で指名されると、2011年に十亀剣投手が埼玉西武にドラフト1位で、縞田拓弥選手がオリックスにドラフト2位で指名、さらに昨年のドラフト会議では吉田一将投手がオリックスにドラフト1位、田中広輔選手が広島にドラフト3位、阿知羅拓馬投手が中日にドラフト4位で指名されるなど、急激にプロ入り選手が増えている。

 現在も、昨年の明治大のエースでドラフト上位候補だった関谷亮太投手、早稲田大学で主将として活躍した佐々木孝樹選手などドラフト候補が在籍している。

 田嶋投手が加わる事で、チームからのドラフト指名は今後も続いていくとみられる。田嶋投手も故障さえなければ、今年の都市対抗で150km/hの速球を披露した東京ガスの山岡泰輔投手のように、高卒1年目から活躍できるかもしれない。

 しかし、高校3年間を振り返り「ケガばかりだった」と話した田嶋投手、プロで20年活躍できる投手へと社会人では体を作りから始める。

  自分自身と見つめ合い、進路を決めた。「まだ自分にプロは早いのかなと思いました。高校3年間は、けがばっかりだったので、まだプロでやる能力はないです」。監督やコーチ、友人たちにも相談。プロのスカウトからの評価は高く、報道では「ドラフト1位候補」と騒がれたが、本人は「まだ力不足なので、前から社会人でやりたいと思っていた」と決意は固かった。


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