18Uアジア選手権を戦う侍ジャパン18U代表は、今日、準決勝の台湾戦を戦う。エースに指名され初戦のフィリピン戦で登板した高橋光成投手や、4番を任されている岡本和真選手の活躍が期待される。
昨年の台湾戦を経験に
台湾戦に臨む高橋光成投手は、昨年も18U代表入りして18Uワールドカップの1次ラウンド初戦の台湾戦をベンチで見ていた。その試合では先発した松井裕樹投手が、制球に苦しみ四球でピンチを作ったものの、鋭いスライダーでピンチを脱し8回3安打1失点に抑えるピッチングを見せた。
それでも140km/h後半の速球と鋭いスライダー、チェンジアップを持っていた松井投手に食らいつき、序盤はどっちに転ぶか予想出来ない展開だった。高橋投手もその試合の経験から警戒をしており、「変化球に弱いと思う。フォーク、スライダー中心でいきたい」と話した。
ドラフト1位候補の高橋光成投手にとってこの台湾戦は、昨年ドラフト1位で5球団が競合した松井裕樹投手のようにドラフト1位にふさわしいかどうかの試金石になるかもしれない。
18Uのホームランのジンクス
また、高校通算73本塁打の岡本和真選手は、この日のフリー打撃で2球連続サク越えを見せた。今大会ではホームランは狙わないと話しておりここまでホームランは0本だが、「やっと戻ってきた。打球が伸びるようになりました」と、やや不調?だったことを明かした。
今大会の球場は両翼90mとそれほど広くないようだが、岡本選手どころかチーム全体でもホームランは0本、昨年も渡辺諒選手の1本のみと、やはり木製バットでのサク越えは難しいのかもしれない。
それでも2011年のAAAアジア大会で唯一ホームランを放った高橋周平選手(2011年中日ドラフト1位)、2012年の18Uワールドカップで唯一のホームランを放った森友哉選手(2013年埼玉西武ドラフト1位)、2013年の18Uワールドカップで唯一のホームランを放った渡辺諒選手(2013年北海道日本ハムドラフト1位)は、全てドラフト1位でプロ入りしている。
岡本選手も木製バットでスタンドに放り込み、18Uのホームランのジンクスに乗ってドラフト1位指名を決めたい。
イメージはある。昨夏の18Uワールドカップ。地元・台湾との初戦をベンチから見守った。松井(現楽天)にも食らいついた打撃レベルに警戒を払いつつ「変化球に弱いと思う。フォーク、スライダー中心でいきたい」と、自信を口にした。
高校日本代表は4日、大会会場のクイーン・シリキット球場で約2時間の練習を行った。高校通算73発の主砲・岡本(智弁学園)が復調の手応えを明かした。フリー打撃では2球連続の柵越えも放ち「やっと戻ってきた。打球が伸びるようになりました」。台湾のエース左腕・王玉譜は180センチの上背から140キロを超える速球を投じるパワーピッチャー。「日本にはいないタイプ。ここまで来たらどんな投手でも打つ気持ち」と、攻略へ意気込んだ。
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