選抜高校野球大会は1回戦の試合が全て終了し、全32校が戦った。スポーツ紙各紙はセンバツ出場選手の評価の記事を載せている。連日甲子園に足を運んだスカウトも、後は注目した選手が出場する試合だけ視察することになる。
各紙の評論家などが注目した選手は?
スポーツ報知
スポーツ報知では巨人の山下スカウト部長が選手の名前を挙げた。県岐阜商の高橋純平投手は「プロ1年目から先発ローテにはいるかもしれない」と評価した。しかし全体的には、Aクラスは高橋投手のみ、Bクラスも龍谷大平安の高橋奎二投手くらいとした。
敦賀気比・平沼翔太選手は投打共にドラフトの対象に、東海大菅生の勝俣翔貴選手は打撃を評価、仙台育英の佐藤世那投手、近江の小川良憲選手も良かったが、奈良大付の中山怜央投手にスケールの大きさを感じたという。
野手では仙台育英の平沢大河選手の守備、天理の坂口漠弥選手のパンチ力、舩曳海選手の足を評価し、大阪桐蔭の青柳昴樹選手、今治西・藤原睦来選手を、体格があり足もある選手と評価した。捕手では健大高崎の柘植世那の名前を挙げた。
スポーツニッポン
元巨人チーフスカウトの中村和久氏が評価、県岐阜商の高橋純平投手が群を抜いていたと評価し、東海大菅生の勝俣翔貴選手、敦賀気比の平沼翔太選手は打力も魅力の二刀流とした。天理・坂口選手をパンチ力NO1とし、大阪桐蔭・青柳選手は阪神に入団した江越大賀選手タイプとした。
捕手では静岡・堀内謙伍選手のスローイングとスイングの速さが目立ったと評価した他、今治西の杉内洸貴投手は内野手としておもしろいとした。
日刊スポーツ
小関順二氏が評価、高橋純平投手、平沼翔太選手、天理の坂口選手は前の2氏と同じような評価、仙台育英の佐藤世那投手のフォーク、近江・小川良憲投手のシンカーを評価した。野手ではチャンスメイクタイプの仙台育英・平沢大河選手、常総学院の宇草孔基選手、浦和学院の諏訪賢吉選手、大阪桐蔭の永広知紀選手、天理の舩曳選手の名前を挙げた。
2015年高校生ドラフト番付(春場所) | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page
今大会でAクラスは彼だけ。Bクラスも龍谷大平安の高橋奎二くらい。ダイナミックなフォームのサウスポーで、A評価になる可能性がある。右腕では敦賀気比・平沼翔太は投打ともにドラフトの対象になる。東海大菅生の勝俣翔貴も打撃がいい。仙台育英の佐藤世那、近江の小川良憲も目立ったが、スケールの大きさを感じたのは奈良大付の背番号10・中山怜央。腕の振りが柔らかい。
速さ際立つ、県岐阜商純平150キロ、天理舩曳の足 日刊スポーツ紙面 2015/3/27
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