大分商・森下暢仁投手が148km/h完封、8球団20人のスカウト絶賛

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 高校野球大分大会では大分商の森下暢仁投手が登板すると、別府青山を相手に3安打9奪三振で完封、最速は148km/hを記録した。この試合には8球団20人のスカウトが集まった。

初回だけ球速狙う

 森下暢仁投手はこれまでも最速148km/hを記録しているが、タイプ的には正確なコントロールでコーナーを突くピッチングが持ち味、ただしこの日は初回に最速148km/hを記録した。球速の出る投手の場合、まだ体力のある1回に最速更新を狙う事は良くある。森下投手がそうだったかは分からないが、初回に147km/h、148km/hを記録、それ以降はテンポよく投げ130km/h台の速球で抑えていった。

 森下投手は「3年間やってきて初戦にいい入りで完封できてよかった。150キロも出せると思う」と話し、球速の更新にも自信を見せたが、強豪の別府青山を相手に3塁を踏ませずに3安打9奪三振、本来のセンスの良いピッチングも見せて完封した。

 

8球団20人スカウト絶賛

 今年のドラフト1位候補にも名前の上がる森下投手の登板には、福岡ソフトバンク、阪神、巨人、オリックス、北海道日本ハム、東北楽天、広島、千葉ロッテの8球団20人のスカウトが視察、福岡ソフトバンクは小川編成教育部長など4人、阪神は中村GMなど3人体制で視察に訪れた。

○阪神・中村GM:「わざわざここまで足を運んだ価値があった。3本の指に入ると聞いている、なかなかの好投手。もっともっと伸びしろがあるんじゃないか。センスが高い」

○巨人・武田スカウト:「投手経験が短い中で、これだけ投げられるのだから末恐ろしい」

○オリックス・内巧スカウト:「集中力があり球のキレもいい。直球も速いしスライダーもいい。余力を残しながら投げていた。凄く伸びしろのある将来楽しみな投手。今日は絶好調でないと聞いていたが、これよりいい時があると思うとびっくり」

○福岡ソフトバンク・福山スカウト:「レベルが高く大事な時に大事なボールを投げられる。ここ一番で抑えたい時に力を発揮できる。投手として大変な資質を持っている。持っている変化球も豊富、センスも申し分ない。」

 球速もそうだが抜群の投球センスを評価、昨年は笠谷俊介投手がいたため野手としてプレーすることが多く、短い時間でこれだけの投球センスを身につけた森下投手に驚かされていた。

 ドラフト1位に入ってくる投手だと思う。

1年夏から控え投手としてベンチに入ったが、1学年上にエース左腕の笠谷俊介(現ソフトバンク)がいたため、昨年まではほとんどが野手として起用された。頭角を現したのはエースナンバーを背負った昨秋から。この春の県大会では7回参考ながらノーヒットノーランを記録し、6月に強豪の東海大相模(神奈川)と行った練習試合で10奪三振。一躍、注目を集める存在になった。

 ネット裏には8球団20人のスカウトが集結。阪神・中村GMは「わざわざここまで足を運んだ価値があった。3本の指に入ると聞いている、なかなかの好投手」と絶賛すれば、巨人・武田スカウトも「投手経験が短い中で、これだけ投げられるのだから末恐ろしい」と舌を巻いた。

プロ注目右腕、森下が別府青山・別府翔青に2-0の完封劇。自己最速の148キロを計測し、散発の3安打。8球団20人のスカウト陣をうならせた。「3年間やってきて初戦にいい入りで完封できてよかった。150キロも出せると思う」と森下。視察した阪神の中村GMも「なかなかの好投手。もっともっと伸びしろがあるんじゃないか。センスが高い」と高評価した。

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