星稜を相手に11安打を許しながらも2失点に抑えた市和歌山の赤羽陸投手は、自己最速となる144キロを記録した。関東第一の佐藤奨真投手も筋の良い球を見せた。
赤羽投手は自己最速となる144キロを記録、11安打を許すも制球力で相手をコントロールして打たせて取り、104球で2失点完投勝利を挙げた。無駄な球がほとんどないようなピッチングだった。
投球については線が細く、またフォームに迫力もないため、すぐにプロという印象ではない。しかしこの安定した投球は大学などでは1年目からエース格として投げているかもしれない。
対する星稜は2年生の191cm左腕・寺西建投手が先発した。1回1/3を投げて3安打に2四球で3失点と苦いマウンドとなってしまった。球速も130キロ前後とまだまだまだという感じだったが、それでもフォームのバランスは悪くなく、長身左腕として来年にはかなり伸びてくるのではないかと思う。成長を期待したい。
関東第一も左腕の佐藤奨真投手が先発し、ストレートは130キロ前半が多かったものの、球の伸びは素晴らしく、9回1/3を投げて5安打9奪三振4四死球で1失点という好投を見せた。175cmの左腕投手でこの球のキレは将来を十分期待させる。
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初回に連打で1点を失った後、2年生4番の寺西を投ゴロ併殺に仕留めた。2回1死満塁では投ゴロで、3回1死一塁から二ゴロで併殺。11安打を浴びながら大会タイ記録の5併殺で流れを渡さなかった。三振併殺を含めて4つを直球で奪った。「直球がめっちゃ走っていました」。自己最速を1キロ更新した144キロの直球で押しに押しまくった。
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