高岡商は左のエース・土合伸之輔投手と、右の189cm長身右腕・伏見拓真投手でセンバツ勝利を目指す。
11月に智弁学園と対戦
左のエース・土合伸之輔投手は173cm70kgの左腕投手で球速は130キロ中盤、1年生の秋から控え投手としてベンチ入りすると、昨年秋は公式戦5試合に先発して3完投1完封とエースとしての働きを見せた。キレの良いストレートと緩急で打ち取るピッチングが持ち味。
1年生の時に甲子園で見たという東海大相模・小笠原慎之介投手(2015年中日ドラフト1位)のピッチングを見て、150キロを超す速球にも注目したが、「その直球でスタンドがどよめいても、相手を抑えるためにチェンジアップを投げる。勝てる投手の投球だった」と、ピッチングの組み立ての方に注目し、そこから勝てる投手を目指すようになった。昨年秋は1年生捕手を土合投手がリードして配球を組み立てた。
昨年11月に富山県高野連の招待試合で、センバツ覇者の智弁学園と対戦した。土合投手は3回を投げて1失点とまずまずのピッチングだったが、2年生でセンバツ優勝に貢献した福元悠真選手の打席では追い込んだもののその後は「全部付いてこられた。圧倒されました」と話し、四球を与えた。
全国クラスの強打者を抑えるには、追い込んだ後が勝負になるが、やはりストレートがあってこその最後の変化球という事になる。速球をさらに磨いて全国屈指の打者を抑えられる投手になってほしい。
189cm伏見投手
また高岡商には189cmの右腕・伏見拓真投手がいる。中学3年時に164cmから187cmまで身長が伸びたといい、内野手だったが高校では投手に転向した。藤浪晋太郎投手のフォームを参考に成長すると、2年生秋の北信越大会で長野県代表の飯山高校を9回5安打8奪三振で完封し勝利を挙げている。
伏見投手は「目標は日本一。土合とWエースになりたい」と話した。長身右腕という事で伏見投手の登板は是非見てみたい。
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