秋季高校野球四国大会では、明徳義塾の市川悠太投手と、松山聖陵の土居豪人のプロ注目投手対決に、8球団のスカウトが視察に訪れた。
145キロサイド
明徳義塾の市川悠太投手はサイドハンドから145キロの切れの良い球を投げ、今夏の甲子園でも好投を見せたほか、秋も高知大会初戦からこの日の四国大会準決勝までの6試合、44回を一人で投げぬいている。
この日も先発した市川投手は、「真っすぐのコントロールが良かった。相手も注目の投手なので、負けたくなかった」と話し、対戦した松山聖陵の土居豪人投手との投げ合いを、9回5安打1失点で3-1で勝利した。9回に144キロを記録したほか、切れ味抜群のスライダーを見せている。
この日の勝利で来年のセンバツ出場当確となった。来年はドラフト注目選手として1年間、視線を集め続ける事になりそうだ。
189cm右腕
松山聖陵の土居豪人投手は189cmの大型右腕で、高校1年時に聖カタリナから転向したためこの夏まで公式戦の登板ができなかった投手。この秋に出場解禁となりと、愛媛大会決勝では1安打8奪三振1失点で完投勝利をするなど優勝に貢献した。
この日は市川投手、土居投手の投げ合いに8球団のスカウトが視察、土居投手も伸びしろのある投手として来年注目されそうだ。
「真っすぐのコントロールが良かった。相手も注目の投手なので、負けたくなかった」
松山聖陵の189センチの長身エース・土居とのプロ注目右腕対決。視察に訪れたプロ8球団のスカウトの前で、今夏の甲子園マウンドを経験した市川は貫禄の投球を披露した。スリークオーターから繰り出す伸びのある直球と、キレ味抜群のスライダー。九回に1点を失い完封こそ逃したものの、馬淵史郎監督(61)も「打たれる気がせんかった」と称える安定感だった。
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