広島がドラフト1位で指名した中村奨成選手が、広島商との定期戦に出場すると、5回に高校通算45号となるホームランを放ち、広陵高校のユニフォームに別れを告げた。
高校通算45号
この日の広陵vs広島商の試合は、3年生のみが出場する定期戦で、3年生の最後の試合となる。中村奨成選手も3番捕手で出場すると、2-2で迎えた5回、1アウト2塁の場面でインコース高めのストレートを振りぬき、ライナーでレフトフェンスを越えるホームランを放った。
また初回の第1打席は四球で出塁すると、50m6.0秒の足で盗塁を決め、8回の打席でもレフト前にヒットを打った。3打数2安打1本塁打2打点1盗塁、「3年間やってきたことを全て出し切りました」と話し、中村選手は広陵高校のユニフォームを脱いだ。
「中井先生には感謝しかない。ほかの3年生や控え選手などが支えてくれたおかげで野球ができた」と話した。広陵高校の3年間で中村選手は、甲子園1大会6本塁打の記録を作り、強肩捕手として注目されドラフト1位で指名が競合する選手になった。
来年1月には広島カープの寮に入寮し、キャンプに参加する。体を一回り大きく作り上げ、そして今の打撃、そしてキャッチャーとしての技術を磨いて、日本を代表する捕手になってほしい。
奨成、有終V弾 西日本スポーツ紙面 2017/11/20
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