根尾昂選手3塁打&1回無失点、12球団スカウト絶賛

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侍ジャパンU18代表vs大学代表の試合が行われ、根尾昂選手が打っては2安打、投げては1回を3人で抑えて無失点、大学生のトップクラスとも互角にやれる実力を十分に見せた。

大学生のトップクラスはプロでも活躍できるほどの選手と考えられる。となると、根尾昂選手もプロで1年目からやれる可能性を持っている。

この日は2回、立教大3年生エースで大阪桐蔭出身の先輩・田中誠也投手の138キロのストレートをたたくと、ショートの頭を越えるうまい打撃でヒットを打った。そして5回、今度は早稲田大エース格の小島和哉投手のファーストストライクをたたくと、打球はセンター方向に伸びていく。根尾選手も「センターライナーかと思った」打球は、センターの辰己涼介選手だ打球判断を誤る伸びを見せ、一度前進してから後退したものの追いつかず、根尾選手は3塁まで駆け抜けた。

またこの日はライトで出場をしていたが、8回にマウンドに登ると、最速148キロのストレートと切れの良いスライダーを見せ、大学代表を3人で切って取り無失点に抑えた。

この根尾選手の活躍に、プロのスカウトも絶賛をしている。

◎横浜DeNA・吉田スカウト部長:「センスを持っているからどこでも守れる。打撃は木製バットになっても違和感がない。いい打ち方をしている」

◎オリックス・古屋編成部副部長:「外野の守備もして三刀流はすごい。スイングも大学生と見劣りしない。ポイントを前で打つ打者だから木でも金属でも変わらない。投手でも場慣れしている。」

◎ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「木製に変わっても打てるのは、バッティングフォームがいいから。柔らかさもある。ほかの投手が苦しんでいる中で、3人で抑えられるのは大したもの。度胸がいい。常に平常心で出来ている。彼が一番いいのは、その心の部分なのかもしれない」

◎巨人・岡崎スカウト部長:「いろんな可能性を持っている。木製の方が重く感じるから、いいスイングを出来ている。外野も、ピッチャーも、ショートも出来ちゃう。大したもの」

◎巨人・井上チーフスカウト:「木のバットでしっかり打っている。大学代表の投手の球への対応ができているのがわかった」

◎東北楽天・長島スカウト部長:「左投手から2本打てるのは、右側の壁が崩れないから。木製は慣れ。今日もしっかり打てている。この大舞台で自分の間でプレー出来ている。魅力たっぷりの非常に楽しみな高校生」

◎中日・中田スカウトディレクター:「これだけ活躍すれば、競合になってしまうだろう」

◎阪神・畑山チーフスカウト:「普段から練習をやっているから、慣れてくれば打てる」

大学代表の亜細亜大・生田監督は「高橋由伸君を思い出す」と話し、大学出身の天才バッターの名前を挙げた。

打撃ではフルスイングをしながらも、巧みなバットコントロールも見せた。金属よりもそういう所が求められるが、しっかりと対応をしていた。しかし大学トップクラスの本気の球、津森宥紀投手のストレートや、甲斐野央投手のストレートとフォークには、三振した後、笑顔と驚きの表情を見せた。これからまだまだすごい投手と当たっていく。その球を打つために、もっともっと成長することができる。

侍ジャパンU18代表vs大学代表の壮行試合メンバー

本人も「センターライナーと思った」という角度から、驚異の伸び。甲子園決勝では150キロ右腕・吉田から中越えへ2ランを叩き込んだが「あのバックスクリーンより、今日の方が振れていた」。金属バットから木製に変わり、速球に負けない強いスイングをより意識した。2回に大阪桐蔭の先輩左腕・田中(立大)から放った左前打に続く安打。「どちらもファーストストライクを捉えられた」とうなずいた。

▼楽天・長島哲郎スカウト部長 これだけの大観衆の中、自分のパフォーマンスが発揮できる。プロには必要な要素。大したもの。左投手から2本しっかりと肩が開かずに打てていた。投手でも野手でもいろんな可能性を秘めた非常に能力の高い選手。ドラフト1位で消えることは間違いない。木製バットには慣れている。全く心配ない。
▼オリックス・古屋英夫編成副部長 対応力がすごい。ここまで来たら評価は変わらない。
▼ヤクルト・橿渕聡スカウトGデスク 木製バットに対応しているということは打撃が強い証拠。打ち方が良くないとバットは出てこない。投手としてもほかの投手が苦しんでいる中で3人で抑えていた。度胸もいい。きょうの試合を見られて良かった。

中日・中田スカウトディレクター「これだけ活躍すれば、(1位指名で)競合になってしまうだろう」

巨人・井上チーフスカウト「木のバットでしっかり打っている。大学代表の投手の球への対応ができているのがわかった」

大学ジャパンの主将のみならず、根尾は敵将をも驚かせた。2回1死の第1打席では、大阪桐蔭の3年先輩で立大のエース左腕・田中誠也の外角直球を流し打ち。三遊間を破った。大学日本代表の生田勉監督(52)=亜大監督=は「乾いたバットの音で、高橋由伸(現巨人監督)を思い出しました」。亜大コーチ時代に目の当たりにした慶大の天才スラッガーを引き合いに出した。
◆ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「木製に変わっても打てるのは、バッティングフォームがいいから。柔らかさもある。(投手について)ほかの投手が苦しんでいる中で、3人で抑えられるのは大したもの。度胸がいい。常に平常心で出来ている。彼が一番いいのは、その心の部分なのかもしれない」
◆巨人・岡崎スカウト部長「いろんな可能性を持っている。木製(バット)の方が重く感じるから、いいスイングを出来ている。外野も、ピッチャーも、ショートも出来ちゃう。大したもの」
◆楽天・長島スカウト部長「左投手から2本打てるのは、右側の壁が崩れないから。木製は慣れ。今日もしっかり打てている。この大舞台で自分の間でプレー出来ている。魅力たっぷりの非常に楽しみな高校生」

代表チームでも投打に高いレベルでこなせることを証明し、バックネット裏に集結した12球団のスカウト陣も舌を巻いた。オリックス・古屋編成副部長は「大したもんだね」と称賛。阪神・畑山チーフスカウトも「(木製バットで)普段から練習をやっているから、慣れてくれば(当然)打てる」と変わらぬ評価を与えた。

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