日大三・井上広輝投手が3回2安打無失点、阪神スカウト「4人に迫る」

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日大三が国学院栃木と練習試合を行い、150キロ右腕の井上広輝投手が3回2安打無失点の好投を見せた。阪神のスカウトが視察をしている。

高校初ホームランも

井上広輝投手は昨年夏の甲子園で150キロを記録し、今年のドラフト上位候補として期待されているものの、昨年は肘痛にも悩まされ、大船渡・佐々木朗希投手、横浜の及川雅貴投手、星稜・奥川恭伸投手、創志学園の西純矢投手が高校四天王と言われる中で、外れてしまっている。

この日の国学院栃木との試合では先発し、今季初の連投となったが、ストレート、スライダーの他に、新たに習得したチェンジアップ、カーブを解禁し、3回2安打無失点の好投を見せた。また2回には高校で初めてとなるホームランを放ち、「冬場の体づくりで打球が飛ぶようになった」と話した。

この日は阪神の平塚スカウトが視察、「4人に迫る力がある」と、高校四天王に並ぶ力があると評価した。

昨年のセンバツで140キロ中盤の速球を投げ、奥川投手とともに注目された右腕、その後夏前に一度離脱をしたものの、夏の甲子園では奥川選手と並ぶ150キロを記録し、さすがの投球を見せた。その後、夏の甲子園の影響もあり、思うような投球ができず、秋はチームも東京大会初戦で敗れる波乱で2年連続のセンバツ出場はならなかった。

それでも、夏に向けて新たな変化球を磨き成長を見せている。体はほかの4人に比べると小柄に見えるものの、フォームのバランスやキレイな腕の振りは一番良いのではないかとも思う。これから春の大会で井上投手が四天王の中に入ってきて、四天王がBIG5などの言葉に代わってくるかもしれない。

2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト
2019年のドラフト候補

視察した阪神・平塚克洋スカウトは星稜・奥川、横浜・及川、大船渡・佐々木、創志学園・西の「高校四天王」と比較し「4人に迫る力がある」と評価した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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