中京大中京・高橋宏斗投手が148キロ7回10K、楽天・ヤクルト・中日・広島・巨人・西武など絶賛

中京大中京, 高橋宏斗

中京大中京の高橋宏斗投手が明徳義塾を7回4安打10奪三振で完封し、自己最速を更新する148キロを記録した。視察した多くの球団から来年の上位候補という評価を受けた。

松坂以上

高橋宏斗投手は千賀投手のフォームを参考にしっかりとタメを作ってから投げるフォームが特徴、ゆったりと落ち着いたテイクバックから、リリース時にはバネを感じさせ躍動感を見せる。

やや立ち上がりに課題があり、この日も1回に1アウト3塁のピンチとなったが、ここで自己最速を2キロ更新する148キロを記録したストレートで空振り三振を奪い、続くバッターもサードゴロに打ち取った。そこからは試合は高橋投手の物となる。常時145キロ前後のストレートとツーシーム、スライダーを織り交ぜ、巨人のスカウトのスピードガンでは150キロを記録した。外角低めに決まるストレートは高校生では打てない球だった。7回を投げて4安打10奪三振無失点、味方打線も8安打8点を奪い8-0でコールド勝ち、完封勝利を飾った。

対戦した明徳義塾の馬淵監督は、1998年に横浜の松坂大輔投手とも対戦をしているが、「今年見た中でNO.1の投手。球が低めに来る。体が開かないから右打者の外角直球が遠く感じる。球筋がいい。スピードガン以上に威力があった。直球は松坂よりいい。どこまで伸びるか楽しみ」と絶賛の嵐だった。

スカウトも絶賛

視察したスカウトからも絶賛の声が挙がった。

○東北楽天・後関スカウト部長:「順調にいけば上の方で名前が挙がる可能性はある」

○広島・苑田スカウト部長:「体にキレが出てきたら、もっとスピードが出そう」

○中日・米村チーフスカウト:「スピードがあるし、スライダーがいい。今大会で一番いい投手。今後、伸びれば上位の可能性もある。似ているのは高橋純平。粗削りだがバネがある」

○西武・潮崎グループディレクター:「いい投手。球速があって制球がいいし、直球も変化球もいい。投手としてのバランスがいい選手。一冬越えて成長する期待も持てる。総合力ですね」

○巨人・長谷川スカウト部長:「球に力があってスライダーもいい。一冬越えてどうなるか楽しみ。当然、追いかけていくことになるでしょう」

○東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「一番の特徴は、148キロ出て力のある真っすぐ。プロ志望なら上位の評価になるでしょう」

高橋投手は「世代NO.1投手が目標なので」と話す。明石商の中森俊介投手が151キロの球速や甲子園の実績でトップを走っているが、「意識しています。最速155キロ、常時148キロから150キロを目標にしています」と話した。

高橋投手は小学6年生の時にドラゴンズジュニアに選抜されており、豊田シニアでは全国ベスト16入りし注目される中で中京大中京に進んだ。1年時に146キロの速球を投げ、来年のドラフト上位候補として早くから注目されていた。

2020年度-高校生のドラフト候補リスト
2020年のドラフト候補

甲子園通算51勝を誇る名将をうならせた。高橋宏が自己最速タイとなる148キロ直球を軸に、7回4安打完封。毎回の10奪三振に「一つ一つアウトを取っていく意識が10個につながった」と笑った。全国デビュー戦とあって緊張したが初回、先頭に二塁打を許したが「打たれて逆に力が抜け、自分の投球ができた」。

◆巨人長谷川スカウト部長(中京大中京・高橋宏の投球に)「球に力があってスライダーもいい。一冬越えてどうなるか楽しみ。当然、追いかけていくことになるでしょう」

ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク
「一番の特徴は、148キロ出て力のある真っすぐ。プロ志望なら上位の評価になるでしょう」

しかし、試合後は笑顔を見せず「今日は70、80点くらい。甘い球もあったし、自分の中ではもっとできると思う」とピシャリ。今夏の甲子園で最速151キロをマークした明石商・中森をライバルに挙げ「MAXは155キロで、常時148~150は出さないといけない数字だと思う」と高い目標を掲げた。

完敗した悔しさをにじませながら「いいで~。この1年間、いろんな投手と対戦したけど、NO1。球が低いのと、球に威力もある。もうちょっと変化球を少なくして直球を投げたら、もっといい投手に見える。たまに投げるチェンジアップも効果的だけど、直球の球筋がいい。スピードガン以上に威力があった」と、脱帽していた。


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