明石商・中森俊介投手が関西国際大から2回5K、兵庫県選抜として台湾へ

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

来年のドラフト1位候補、明石商の中森俊介投手がこの日、兵庫県選抜として関西国際大との強化試合に臨んだ。

コース突く投球

兵庫県では、県内から選抜された選手が代表チームとして、12月22日~27日まで台湾に遠征をする。明石商で今年のセンバツ・夏の甲子園ベスト4入りの立役者の中森俊介投手も代表に選ばれており、この日行われた練習会の強化試合で関西国際大を相手に登板をした。

8回に5番手として登板した中森投手は、最速151キロの速球を封印して140キロ前半に抑え、コントロールを重視する投球でコーナーに投げ分け、2イニング打者6人に対して5つの三振を奪う圧巻のピッチングを見せた。2回ノーヒット無失点だった。中森投手は「速さよりコントロール重視で投げようと話し合った」と話し、制球にこだわる投球を見せた。

味方打線も中森投手の好投に勢いづき、3点ビハインドだった8回裏に、報徳学園の坂口翔颯選手の2点タイムリー2ベースヒットなどで同点に追いつき、試合はそのまま引き分けに終わった。

台湾遠征について中森投手は、「台湾の選手のいいところをたくさん吸収して帰ってきたいです」と話した。兵庫選抜チームには、同じチームメイトの来田涼斗選手の他、西脇工の141キロ左腕・東田健臣投手、神港学園の守備の名手・河村利毅選手なども参加する。

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チームが結成されて間もないため、捕手陣と十分なコミュニケーションがとれていない中、「『速さよりコントロール重視で投げよう』と話し合ったので」とこの日は最速151キロを誇る速球を封印し、140キロ前半のコースを突く直球を軸に空振りを量産。6人の打者から5つの三振を奪う好投で、2回を無安打無失点で試合を締めた。

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