島袋洋奨氏が興南高校の指導に向けて第一歩

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興南高校で甲子園春夏連覇を達成し、中央大で故障をしたものの、2014年のドラフト5位で福岡ソフトバンクに指名された島袋洋奨選手、昨年オフに引退をしたが、興南高校の事務職員となり、母校での指導者の道を目指す。

春夏連覇

島袋洋奨投手は140キロ中盤のキレのあるストレートと、鋭く曲がるスライダーを武器に、2年生だった2009年のセンバツで1試合19奪三振を記録すると、夏の甲子園にも出場、共に初戦敗退だったが、2010年の甲子園ではエースとしてセンバツで優勝すると、夏の甲子園も制覇、春夏連覇を達成した。甲子園通算11勝2敗、13試合で130奪三振を記録している。

ドラフト上位候補としてプロも注目したが、中央大に進学することを決めた。中央大では1年生の春の開幕戦に登板し、亜細亜大戦では9回5安打12奪三振で完封し、沖縄の大先輩・東浜巨投手に投げ勝った。最速も2年時には150キロに到達した。

しかし2年生の春、開幕の東洋大戦で延長15回226球を一人で投げぬき、21奪三振を記録し3-2で勝利、中1日を空けた3回戦にも先発して7回4安打11奪三振で勝利投手となったが、これにより左ひじを故障してしまう。その後、故障は回復をしたものの、フォームを崩し、元のようなキレの良いストレートとスライダーを投げられなくなった。バックネットへの大暴投を続けるなど、イップスの状態となり苦しんだが、2014年のドラフト会議では福岡ソフトバンクがドラフト5位で指名した。

プロでは2015年の9月に1軍初登板をしたものの、元のようなフォームを取り戻すことはできず、制球に苦しむ状態が続き、2019年に戦力外となり引退を決めた。「悔しい思いしかしていない」と話すものの、昨年は「考えすぎずに久しぶりに野球がやれた」と話し、「目指している人全員が行ける場所じゃない。幸せな時間だった」とプロ野球選手としてプレーした日々を振り返った。

興南の指導者に

その島袋投手は、今年から母校・興南学園の事務職員となる。帰郷していた島袋投手に我喜屋監督が声をかけ、「少なからずいろいろと経験してきた。同じ境遇の子もいるのでは。何らかの手助けになりたい」と指導者の道に進む決断をした。

いまはまだ学生野球資格の回復をしていないため指導はできないが、回復研修を受けて認定されれば指導を行う事ができるようになる。また今後は教員免許の取得を目指し、指導者への道に踏み出した。

野球の良い面も知っているし、そして大学では自らの経験から良くない部分というのも知っている。島袋投手の指導で多くの選手が夢をもって野球を続け、プロに飛び立つ選手が出てくればうれしい。

昨年は興南高で1年生からエースとして投げていた同じ小柄な左腕の宮城大弥投手が、ドラフト1位でプロ入りした。もし島袋投手が高校からプロ入りしていればという道を見せてくれるだろう。

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制球難の不安はプロでもつきまとったが、プロ最後の年となった19年は「考えすぎずに久しぶりに野球がやれた」1年だった。目の前の結果にこだわりながらも、難しく考えすぎずに野球を楽しむことができた。

 興南では事務職員として勤務しながら、教員免許の取得を目指す。学生野球資格回復研修などを受けて認定されれば、球児の指導ができる。

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