巨人、長谷川スカウト部長が配置変換、水野コーチ、高田誠氏などスカウト部門に

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巨人はスカウト部門の大編成を行い、長谷川スカウト部長が編成本部付部長に配置変換された。水野コーチや榑松氏などがスカウト部門に入る。

スカウト部刷新

巨人は、原監督就任と共に、原監督の東海大の後輩だった長谷川スカウト部長が2018年10月に就任したが、活動期間は約1年半で交代する事になった。今後は編成本部付の部長としてプロ野球選手を対象にトレードやFAなどの補強戦略を担う。代わりのスカウト部長は置かず、大塚淳弘球団副代表兼編成担当がスカウト部門を統括する。

また、巨人でスカウトをしていた編成本部課長・プロスカウトの榑松伸介氏がスカウト部次長として復帰し、他にも昨年まで2軍監督を務めた高田誠ファームディレクターと、巡回投手コーチを務める水野雄仁氏がスカウト部門を兼務しする。高田氏はスカウト部門にいない捕手出身で法政二から法政大でプレーし、1986年のドラフト3位で巨人に指名された。

水野氏は池田高校出身で、1983年ドラフト1位で巨人に指名された。1軍、2軍を巡回する巡回投手コーチを務めるが、巨人は昨年、山口俊投手が15勝を挙げてセリーグ優勝をしているが、今年メジャーに移籍をすると、昨年のドラフト会議では即戦力として奥川恭伸投手、宮川哲投手を指名して獲得できず、素材型の堀田賢慎投手の1位指名となった。代わりに2位でJR東日本の太田龍投手を指名したものの、状態不良によりキャンプではファームからのスタートとなっていた。堀田投手も新人合同自主トレで右ひじ炎症がわかり、実戦復帰のメドはたっていない。

実際にプロ野球の現場は、ドラフト会議で指名された選手を1月の新人合同自主トレやキャンプで始めて見る事になり、その時にその選手を見ていた担当のスカウトから説明を受ける。しかし、かつてスカウトやコーチを務めた人の話を聞くと、実際に現場のコーチが見ると、この選手はプロのレベルではないと感じる選手も少なからずいるといい、今年の巨人もそのようなことがあったのではないかと思われる。そのため、水野氏が現場の目線としてアマチュア投手の評価をすることとなったのだろう。

巨人は原監督就任の2018年10月に、ドラフト会議前に鹿取GM兼編成本部長と岡崎スカウト部長を交代させたが、再び大きな大編成となった。チーム編成やスカウト部門は継続性も大事な所だと思われるが、この編成がどのような結果となるのか、秋のドラフト会議を注目したい。

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昨秋の反省も生かす。指揮官は「ケガは職場放棄」とコンディショニングを最重要視してきたが、昨秋ドラフト1位の堀田は1月の新人合同自主トレ中に右肘の炎症を発症。現在も実戦復帰のメドは立っていない。即戦力として期待された同2位・太田はコンディション不良でキャンプはファームスタート。初実戦は3月12日の紅白戦と大きく出遅れた。

 そこでクロスチェック機能を強化するべく、大塚淳弘球団副代表・編成担当がスカウト部門を兼務して全体を統括。視察現場のまとめ役として榑松伸介編成本部課長・プロスカウトがスカウト部次長に就任した。榑松氏は高橋前監督の政権下ではGM補佐・監督担当を務め、過去にはスカウトも歴任。長谷川国利スカウト部長は編成本部付き部長に異動となった。

これまでスカウト部長を務めていた長谷川国利氏(57)は編成本部付部長に配置変換となり、プロ選手を視察対象にトレードやFA戦線などの補強戦略を担っていく。これにより、巨人は当面、スカウト部長を置かない体制となった。

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