大分商の147キロ右腕・川瀬堅斗投手が再始動、巨人、ロッテ、日本ハムが熱心

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今年のセンバツで注目投手となっていた大分商・川瀬堅斗投手が、150キロ到達に向けて再始動した。

夏に取っておく

川瀬堅斗投手は183cmの本格派右腕で、球速はこれまで最速147キロを記録している。センバツにも出場が決まっており、「甲子園で150キロ到達」を目標としていたが、センバツが中止となっていた。

チームも新型コロナウイルスの影響で休止していたが、4月9日に全体練習を再開し、4月14日に、川瀬堅斗投手がシート打撃に登板をした。この日は打者20人に対して全てストレート勝負し、3割程度の力だったものの空振りを奪った。また、全体練習後にはブルペンに入り、5割の力でチェンジアップ、カットボール、カーブ、スライダーを投げ「久しぶりにガッツリ投げた」と満足した笑顔を見せた。

センバツ中止が決まった3月11日、川瀬投手は「頭が真っ白になった。悔しくて、すぐに切り替えられなかった」と話したものの、「センバツで150キロ出すことを夢に描いていたので、できずに悔いが残る。夏に取っておく意味で切り替えた」と、夏に150キロ到達を目指すことで徐々に切り替えていった。

川瀬投手は福岡ソフトバンクの川瀬晃選手(2015年ドラフト6位)の弟、また、昨年のドラフト会議で広島に1位指名された森下投手の後輩でもある。渡辺監督は「タイプは違うが伸びしろは森下と一緒。だが森下にないエンジンの大きさ、ダイナミックさがある」と話し、森下以上と評価される。プロも既に12球団が視察に訪れているが、巨人、千葉ロッテ、北海道日本ハムが熱心だという。

ドラフト1位指名選手になれる存在だと思う。春は持ち越しとなったが、夏の甲子園で150キロを記録し、ドラフト1位でプロ入りを目指したい。

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渡辺正雄監督(47)はそんな川瀬のポテンシャルについて「タイプは違うが伸びしろは森下と一緒。だが森下にないエンジンの大きさ、ダイナミックさがある」と評す。熱心とされる巨人、ロッテ、日本ハムなど全12球団から注目を浴びる怪腕が、夢舞台へ力強く歩みを再開した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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