仙台育英の大型遊撃手・入江大樹選手に、千葉ロッテ、ソフトバンク、広島などプロが評価

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

仙台育英の185cmの大型遊撃手・入江大樹選手にプロが注目している。

スローイング悪くない

入江大樹選手は、センバツでのプレーが期待されていた選手の一人。185cm83kgの大型遊撃手で、昨年のドラフト会議でオリックスに2位指名された紅林弘太郎選手くらいの大きさがある。

昨年秋の明治神宮大会では初戦で天理と対戦すると、2-2から6回表に3点を奪われ2-5となったその裏、試合を振り出しに戻す、神宮球場のレフトスタンド中段に飛び込む特大の同点3ランホームランを放った。

このホームランに、視察していた千葉ロッテの柳沼スカウトは「東北の高校生の中ではパワーもある大型遊撃手で魅力がある。腕の使い方がうまくて、リストが強い感じがする」と評価すると、福岡ソフトバンクの作山スカウトは「体が大きいし、スケール感がある。総合的なところで、ショートを守れれば評価は上がる。あれだけのサイズがあるけどショートを守れているし、体のバランスも高いと思う。素材として評価は高いし、将来性として大きく見積もれる」と、ショート守っている価値の高さについて評価した

また、広島の近藤スカウトは、「魅力は打撃。パワーがある。遠くに飛ばす力は持っている。守備も肩は強いし、スローイングは悪くない。体が大きいけど、ショートをこなせれば面白い」と送球についても評価し、他のパリーグスカウトも「インパクトの強さは高校生の中ではかなりレベルが高い。右方向にもっと大きいのが打てればかなり楽しみな長距離砲になる可能性を秘めている」と評価する。

センバツに出場していたら、さらに評価を上げたかもしれない大型遊撃手、チームは現在、全体練習自粛中となっているが、プロ志望を公言し、今年のドラフト会議での指名を目指して自主練習に取り組む。

プロ側は、千葉ロッテの柳沼スカウトは「素材がいいので、夏にかけて伸び盛りの時のプレーを見たいですね」と話すと、別のパリーグスカウトも、「神宮でホームランも打ったし、長打力はあると思う。サイズはあるし、肩もまあまあ強い。下半身の硬さや腰高の感じがあったので、そこがどう変わっているのかを見てみたい」と、今年のプレーを見たいと話す。

打撃の特徴を生かして昨年の石川昂弥選手のような形になるのか、一定の守備の良さを見せながら、プロでも大型ショートとしてやっていく気構えで、紅林弘太郎選手や田部隼人選手のようなスタイルになるのか、プロも将来像を固めなければならないが、入江選手はとにかく、プロのスカウトがどんな将来でも描けるように、全ての面でアピールをしたい。

2020年度-高校生内野手のドラフト候補リスト
2020年度-高校生-宮城県のドラフト候補リスト

間近で見ていたロッテ・柳沼スカウトは「東北の高校生の中ではパワーもある大型遊撃手で魅力がある。腕の使い方がうまくて、リストが強い感じがする」と打撃を評価。「素材がいいので、夏にかけて伸び盛りの時のプレーを見たいですね」と今後もマークを続けるとした。

 ソフトバンク・作山スカウトは昨秋までの印象について「体が大きいし、スケール感がある。総合的なところで、(プロでも)ショートを守れれば評価は上がる。(高校では)あれだけのサイズがあるけどショートを守れているし、体のバランスも高いと思う。素材として評価は高いし、将来性として大きく見積もれる」と185センチの好素材のさらなる成長に期待を寄せる。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント