高校生、有力選手は早めの進路の決断も

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甲子園大会の中止により、高校生が早めに進路を決める動きも出ている。

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有力選手は早めに進路決定も

法政大の青木監督は「例年ならプロに進むような有力な高校生が、進学にシフトチェンジしたという話を既に何人か聞いています」と話した。他にも、あっと驚くような選手が進学を決めたという話もあり、有力どころの高校生は早めに進路を決める動きがある。

JX-ENEOSの大久保監督は「この流れはアマ球界にとって間違いなくプラス、活性化につながる」と話すものの、高校生は苦渋の決断をせざるを得なかった事は間違いない。

ただし、今後も野球を続けたいという高校生には、春の大会、夏の大会でアピールをできていない事から現時点で進路を決める事も難しく、「甲子園出場」など大学が設けるスポーツ推薦の基準をクリアできないため推薦を得られない。また、有力選手が大学、社会人に流れてくることで、こういった選手が推薦や内定を取りにくくなり、野球を断念するしかないというケースも今後、増えてくる可能性がある。

有力選手が大学や社会人に進むことで活性化になるかもしれないが、その分、可能性を持った選手が野球を断念してしまう事で、逆に衰退する可能性もあると思う。

実際、大学球界に有力選手が進むケースは増えそうだ。富士大監督時代に西武・山川、外崎らを発掘するなどスカウティングに定評がある法大・青木久典監督(47)は「例年ならプロに進むような有力な高校生が、進学にシフトチェンジしたという話をすでに何人か聞いてます」と証言する。

 昨年まで慶大を指揮し、今季からJX―ENEOSに復帰した大久保秀昭監督(50)は「この流れはアマ球界にとって間違いなくプラス。レベルアップ、活性化につながる」と歓迎。一方で「甲子園出場」といった各大学が設ける推薦基準をクリアできていない選手が、一般受験や野球継続の断念を強いられるケースも出てきそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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コメント

  1. 独立リーグも受け皿になってほしいですね。
    ここなら1年後また進路変更する自由度もあるので。