瀬田工の147キロ右腕・小辻鷹仁投手がこの日、岐阜県高校野球大会の国際情報戦で先発すると、最速145キロの速球で2回までに5つの三振を奪う投球を見せた。
8四球
スリークォーターからの145キロの強い球を投げた小辻鷹仁投手、4回には四球で許したランナーを進められ、捕逸で1点を許したが、「体の開きを修正した」と無失点を続ける。
序盤に飛ばしたこともあり、中盤から四球が増え始め、8回からは足がつるなどして合計8つの四球を与えてしまったが、9回には「全部三振を取ろうと思った」と2つの三振を奪い、最後はライトフライに抑えて完投した。9回2安打13奪三振1失点、見事な投球だった。
この試合には4球団のスカウトが視察に訪れた。
埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「腕の振りがシャープ、。伸びる要素を持っていると思う。体も強そうだし根性がありそう」
阪神・筒井スカウト:「肘の使い方が良い。体が出来てくれば目に見えて伸びると思う」
ペース配分を考えずに投げていた序盤の球の強さは圧巻だった。これから体力がさらについてくれば、プロでも力のある球を投げる投手になっていくだろう。ドラフト会議では4位前後での指名と予想する。

この試合は4球団が視察に訪れ、阪神筒井スカウトは「肘の使い方が良い。体が出来てくれば目に見えて伸びると思う」と将来性を評価した。小辻自身もプロ志望。この夏、目標の舞台につながる道を完成させる。
西武の潮崎哲也編成グループディレクターも「体が強そうだし、根性もありそう」と将来性を高く評価。次戦以降へ向け小辻は「体が開いてしまって抜け球が多かったので、修正したい」と課題を口にした。
二回まで5三振を奪う上々の立ち上がりを見せると、七回と九回にも連続三振を奪うなど、この日最速145キロの威力ある直球で圧倒。中盤には疲れから8四球を与えたが「後半は修正できた。思ったより三振が取れてよかったです」と勝利を喜んだ。
視察した阪神・筒井スカウトは「肘の使い方がいいので、これから球威も上がって来ると思う」と評価。
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