松阪商の阪本和樹選手選手が、新型コロナウイルスの影響による活動休止などがありながら、高校通算60号となるホームランを放った。
精神的に成長できた
阪本和樹選手はこの日、5回2アウト1,3塁の場面でショートゴロで凡退をした。しかし、三塁塁審がタイムをかけており、打ち直しとなった。
そして次の1球を、「打ち損じたゴロだったので、次は一球で仕留めようと思った。変化球は来ないと予想していた」とストレートに絞ると、真ん中に入ったストレートを捉え、バックスクリーンに突き刺さる3ランホームランを放った。
阪本選手は、「大きく外側に出すような自分のスイングができた。力まず、練習のようなバッティングをすれば、自分の力があれば飛んでいく」と話した。これで高校通算60号となった。春の大会や練習試合などが中止となる中、松井秀喜選手の通算本塁打に並んだ。
阪本選手は「甲子園の中止が決まったときは、チームの誰より引きずった。でも、代替大会があると聞いて、誰より先に気持ちを切り替えた。自分もチームも精神的に成長できた。それが一番良かったなと思います」と話し、活動自粛期間中に体重を5kg増やして体を作り、打球の飛距離がさらに伸びた。
この日は中日、巨人のスカウトが視察し、中日の近藤スカウトは「しっかり捉えられている。素材はもちろん、運も持ってるね」と評価した。
右の大砲が大きく注目されるようになってきた。
「甲子園の中止が決まったときは、チームの誰より引きずった。でも、代替大会があると聞いて、誰より先に気持ちを切り替えた。自分もチームも精神的に成長できた。それが一番良かったなと思います」
中日、巨人のスカウトが視察に訪れ、中日の近藤真市スカウトからは「しっかり捉えられている。素材はもちろん、運も持ってるね」と評価された。「自分の成績よりチームの勝利」。名実ともに「大黒柱」の4番として県の頂点を見据えた。
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