名古屋高で最速144キロの迫力あるストレートを投げる国本航河投手は、愛工大名電打線に攻略され2回で降板をし、高校野球を終えた。
ケガばかりの高校野球でした
この日は、自慢のストレートを投げおろしたが、愛工大名電の各打者はストレートに絞って逆方向に打ち返してきた。変化球も良い所に決まる球もあったが、まだバラつきがあり、真っすぐを狙われた。2回を投げて4失点、途中で降板し、ファーストの守備についた。
結局5回コールドで敗れ、3年間の高校野球を終えたが、国本投手は「ケガばかりの高校野球でした」と話した。入学時から腰、脇腹の故障が続いた。それでも故障中にウエートトレーニングを続け、体重を10kg増やすと、球速は129キロから144キロへと伸ばした。
この日は中日の清水スカウトが視察をしたが、「柔軟性のある良いフォームで投げている。間違いなく好素材。これからどこまで伸びるか楽しみ」と評価し、3年間でプロも注目する投手となった。
昨夏に数少ない登板の中で見せたストレートに多くの人が反応し、今年も注目投手となった。短い中にも輝きを放った投手だった。
進路について聞かれると、「進学も視野に入れて考えていきたい」と話し、次のステージでも野球を続ける可能性を示唆した。

「ケガばかりの高校野球でした」と自身の2年半を振り返る。入学当初から腰や脇腹の故障で満足なプレーができない期間が続き、自分をふさぎこんだこともあった。
加えて、県内有数の進学校ということもあり、部活と勉強との両立にも追われた。それでも屈することなく自分を磨き続けた。故障中はウエートトレーニングで身体に励み、2年半で体重は10キロ増、球速は15キロ上がった。
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