関東学園大付・西濱勇星投手が146キロ、2か月間で球速27キロアップ

高校野球ドラフトニュース2020年ドラフトニュース

「2か月間で球速27キロアップ」と言われると、何かの広告みたいにも聞こえるが、高校入学時は球速は107キロしか出なかった関東学園大付の西濱勇星投手が、146キロを記録した。

スポンサーリンク

146キロ右腕

西濱勇星投手はこの日、大きなテイクバックからの強い球を投げていた。それでも序盤は130キロ中盤くらいのスピードで、初回に2ランホームランなど3本の長打で3失点をしてしまう。

しかし徐々にエンジンがかかってくると、2回には最速146キロのストレートを外角に突き刺し、空振り三振を奪うと、初回にホームランを打たれた貫井選手にも140キロ台を連発し、144キロのストレートで空振り三振に斬って取った。

1点をリードして迎えた6回に先頭に四球を与えて降板すると、その後、チームは逆転されて敗退したが、5回0/3を投げて5安打3四球4失点も、5つの三振は「ごちゃごちゃ変化球を投げるより、一番自信のある球で押した」と全て空振りで奪った。

大きなテイクバックに変えて

西濱投手は高校入学時は107キロしか球速が出なかった。しかし、1年夏にメッツの傘下にいる166キロ右腕のハンター・グリーンの映像を見て、「肘から上げる小さなテイクバックから、胸郭の筋肉から回す大きなテイクバックに変えて、2か月間で球速が27キロアップした」と、一気に130キロ台のスピードに載せた。

それでも昨年秋は、県大会1回戦でリリーフで登板したものの、ホームランを浴びてコールド負けを喫し、「アウト2個しか取れなかった」と悔しさをバネにすると、この春までに140キロを記録し、そして活動自粛期間後には142キロを記録、そしてこの日、146キロを記録した。

進路についてはBCリーグ入りを目指しており、「1年で結果を残し、150キロを出して、NPBに行きたい」と話し。プロ志望届を提出し、プロ志望届提出高校生の合同練習会にも参加をする。

急成長を続ける西濱投手は、8月末から9月上旬の合同練習会でも150キロくらいを出す可能性もありそうだ。楽しみな投手が出てきた。

2025年度-高校生-群馬県のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

型破りな成長を遂げた。小学2年時にカードゲーム「バトルスピリッツ」で日本一になり、翌年から白球を握ったという。高校入学時は球速107キロだったが、1年夏に最速166キロ右腕のハンター・グリーン(米レッズ傘下)の映像を参考にフォームを改良。「肘から上げる小さなテイクバックから、胸郭の筋肉から回す大きなテイクバックに変えて、2か月間で球速が27キロアップした」

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント