近江高校は準々決勝で瀬田工と対戦し、プロ注目の147キロ右腕・小辻鷹仁投手と、土田龍空選手が対戦した。またプロ志望届を出している長谷川勝紀捕手に、福岡ソフトバンクのスカウトが評価をしている。
10球団18人が視察
プロ注目選手の対決に、この日は10球団18人のスカウトが視察に来ていたという。
瀬田工の先発投手に対して2回途中までに7点を奪う猛攻を見せると、2回途中から小辻鷹仁投手が登板した。土田龍空選手との対戦は3回2アウト2塁の場面、木製バットで打席に入った土田選手は「小辻くんはストレートが伸びていてびっくりした」と話したが、スライダーをライト前にきっちりとはじき返し、タイムリーヒットを打った。「一本は打ちたいと思っていたので、打てて良かった」と話した。
小辻投手も「完璧に捉えられた打球はあまりなかったが、しぶとかった」と話した。結局、火のついた近江打線を小辻投手も止められず、4回にも2点を失い、5回10-0のコールドで近江が勝利した。
プロ入りに向けて木製バットを手にする土田選手に、視察した巨人の水野巡回コーチは「ミート力がある」と評価した。
また近江では、セカンドまで1.81秒のスローイングを見せる長谷川勝紀捕手も注目され、この日はセカンドまで1.9秒前半のタイムを記録、打撃でも先制のタイムリーヒットを打った。ソフトバンク・宮田スカウトは「全体的にまとまっているし、打撃もいい」と評価した。
また瀬田工の小辻投手もすでにプロ志望届を出しており、8月29日、30日に行われる「プロ志望高校生合同練習会」に参加する予定だという。
次にそれぞれが顔を合わせるのは、プロの舞台となりそうだ。

プロ10球団18人が視察に訪れ、巨人・水野スカウト部参与は「ミート力がある」と木製で打つ土田を評価した。
土田、小辻と同様に近江・長谷川勝紀捕手(3年)も「プロ志望届」を提出しており、二塁送球のベストタイムは1秒81。この日も1秒9前後を記録し、安定の送球を見せた。打っては1回2死一、三塁から左前の先制打を放ち、2安打1打点2得点とスカウト陣にアピール。ソフトバンク・宮田スカウトは「全体的にまとまっているし、打撃もいい」と称賛した。
今後は「プロ志望高校生合同練習会」(29、30日=甲子園)に参加する予定で、変化球の精度と下半身の強化を課題に挙げて調整を進める。
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