プロ志望届を提出した白樺学園の片山楽生投手には、12球団が視察に訪れているという。
148キロ
片山楽生投手は、昨年の明治神宮大会で130キロ台の球で好投を見せ、今年はその成長が注目されていた。新型コロナウイルスの影響でセンバツ大会や春・夏の大会が中止となったが、冬、そして自粛期間中にパワーをつけ、6月には148キロを記録するまで球速を伸ばした。
しかし夏は結果を出せなかった。甲子園交流戦では山梨学院戦で先発したものの、5回4安打2失点に終わり、北北海道大会でも北北海道大会の1回戦でクラーク国際打線につかまった。「終わって振り返れば、もっとやりきりたかった」と話す。
甲子園から地元に戻ると2週間、家族と進路について話し合ったという。社会人野球に進む事も考えたが、12球団が視察に訪れている事もあり、「3年後の未来に保証はない。下位でも指名の可能性があるなら目指したい」と話し、プロ志望を決断した。
指名があれば白樺学園初のプロ野球選手となる。「地元から甲子園を目指したくて、ここに来た。夢だった甲子園には出られた。今度は夢のプロになって頑張ることで地元を盛り上げられたら」と話し、「この1年の成長を見ていただきたい」とドラフト会議での指名を待つ。

北海道に戻ってから練習自粛の2週間、社会人野球に進むか迷うも、父宣孝さん(43)と相談し「3年後の未来に保証はない。下位でも指名の可能性があるなら目指したい」と決断した。
小学生の頃から憧れてきたプロ入り。甲子園から地元に戻り、1週間以上家族と熟考した末に志望届を提出することを決断した。練習試合などではNPB全12球団が視察に訪れた。アピールを続けてきた右腕は「この1年の成長を見ていただきたい」。ドラフト会議は10月26日。期待を胸に運命の日を待つ。
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