147キロ右腕・旭川実の田中楓基投手と145キロ・北海の木村大成投手が投げ合い

高校野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

秋季高校野球北海道大会の決勝は、旭川実の147キロ右腕・田中楓基投手と、北海の145キロ左腕・木村大成投手の、来年注目投手の頂上対決となった。

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松浦世代

北海道では、中学時代に旭川大雪ボーイズの松浦慶斗投手が活躍し、注目されていたが、全国の強豪校から誘いを受け、大阪桐蔭へと進んだ。しかし、その松浦投手をライバルとして成長した選手たちが、北海道の高校野球のレベルを挙げている。

この日はその中で注目される旭川実の147キロ右腕・田中楓基投手と、北海の145キロ左腕・木村大成投手が、まずは来年の前哨戦として秋季大会でぶつかった。

田中投手は力強いストレートを軸に北海打線を抑えていく。また木村投手もインステップからのクロスファイアを右バッターに投げ込み、三振を奪っていく。試合は0-0のまま7回まで進んだ。

8回、田中投手は2アウトから3番の江口聡一郎選手に、「狙ってきているのはわかったけど、そこで違う球でかわすと自分の持ち味がなくなる。勝負してやろう」と、ストレートを投げ込んだが、江口選手が見事にライトスタンドに運んでホームラン、この1点が決勝点となった。

木村投手は9回を投げて2安打11奪三振完封、道大会では4試合30回2/3を投げて無失点と、抜群の安定感を見せて制し、センバツ出場を確実とした。

旭川実はセンバツ出場はやや難しくなったが、田中投手はこの負けからさらに大きく成長すると思う。来年春に再び、田中投手は木村投手に挑む事になりそうだ。そして夏は、南北北海道からこの両雄が甲子園に出てくるのか。それとも、他のライバルたちも成長をしてこの二人を倒すのか。いずれにしても来年の北海道の高校生は、今度はこの二人を目標に成長をするだろう。非常に楽しみだ。

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王者を決める舞台だからこそ、自分の力を試したかった。旭川実の田中楓に後悔はない。最速147キロを誇る右腕は磨いてきた直球を信じた。「狙ってきているのはわかったけど、そこで違う球でかわすと自分の持ち味がなくなる。勝負してやろう」。北海3番江口にソロを被弾した8回の1球。北口捕手から要求された外角低めに決まらず、高めに浮いた。

木村は11三振を奪い、2安打完封。全道大会4試合計30回2/3を投げて無失点と圧巻の投球で頂点に立ち「持ち味の真っすぐで抑えられてうれしい。支えてくれたバックに感謝したい」と喜びを爆発させた。

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